母親ってまずは、体調の変化から妊娠とわかり、それからしばらくは自分の体調=妊娠経過なのですよね。
産んでみてわかりましたが、だからかいつまでも自分の分身のような気がしてしまう。
それは息子が幼児の頃に自覚しました。
だから、他の人、一番近い存在である夫にさえも、きちんと他人として配慮できることが、子どもに対しては配慮できないことが多かったー。
「なんでわからないの!」「さっきも言ったでしょ!」
ずいぶんずいぶん怒鳴りました。でも、振り返れば自分も言うほどいろいろできてんのか!
ダイエット、したいしたいと言いつつ、挫折。明日から明日からと言いつつグラフは右肩上がり。。。
もう完全に自分のことは棚にあげてしっかり鍵かけている。
どうしてこうなるのかわかります。
「教育しなくてはならない」「しつけなければならない」
こういう大義名分があるものね。
だからよく、祖父母になると、孫には優しくできる。
うちだって鬼母だった我が親が、「そんなに怒らなくても」って言ったりするんだから、はぁー。
もちろんそれは「無責任」「ただただかわいい」っていうのもあるだろうけど、やはり、分身感がないというのも大きいのだろう。
もう、ね、悩んでいる方ならば、いっそ「こどもの評価は自分とは関係ない」って思った方がいいかも。
いやいや、この日本には「親の顔が見たい」って言葉がでっかくたちはだかってはおりますが。
まあね、子どもがやらかしたのを「わたしには関係ない」なんて言い切っちゃうような図々しい方にはとてもお勧めしたくないですけど、多くの親御さんって、すごく「きちんと」していて、子どもにも「きちんと」良い子を求めるのだと思うのです。
こう思うようになった経緯はまたのちのち。