悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

英語はずっとやる覚悟で

幼児の英語教育が盛んですよね。

英語が聞き取れる耳にするためには早い方がいいとか、これからは英語ができないと、とか。

 

前者の目的のためなら、確かに早い方がいいのでしょうね。
赤ん坊はlもrも聞き分けているらしいですし。
でも、英語の教室に通った成果を求めるのであれば、少なくとも中学で本格的に英語の授業が始まるまでは、やり続ける覚悟が必要かと思います。

幼児が英単語をいい発音で口にすると、それだけでスペシャル感があって、「すごーい」と羨望の眼差しなんでしょうけど、英語はそれだけではないですからね。

言語は使わないと忘れますし。
私が小さいころ、小学生で英語教室に通っていたKくんが、中学のときに学校の仲間と一緒に英検3級の二次試験を受けて一人だけ落ちていたのを思い出します。
Kくんが小学生で何年やっていたかは覚えていないけど。

幼稚園時はうちも含めて習い事をみなさんやっていらっしゃいますが、

月7,000円として、幼稚園年少から小学校3年までとして504,000円。

それで中学受験やらでやめてしまえばすっかり忘れて、「appleきいたことあるー!たしかりんご!」なんて小学校の英語の授業でいいじゃん程度に戻ってしまったり。

小学校六年生まで続けたら年84,000円×9年で756,000円ですよ。

それだけかけたら、きっと児童英検を受けたり、英検3級くらいまでなら取れるかしれませんね。
でもいまは、中学受験塾に入るのも早いですよね。六年生までじっくり取り組める子は少ないのではないでしょうか。

でも大事なのはそこから先ですよね。
3級なんて、中学生が本気出せば一年でとれるものね。
以前書いた逆上がりではないけど、適切な時期にやったら難なくこなせる。
そこに80万円近くかけるのか、よくお考えを。

もちろん、本格的に発音から初めて着々と勉強を進め、インターナショナルスクールで英語を鍛えて、いつでも海外に出ていけるところまで英語力をつけてあげられれば、それはとても強みになると思います。海外大学に入るなら、心強いですよね。
うちには金銭的にとても無理ですが。

ピアノ教室のお手伝いをしていた時も思ったのですが、「みんなやるから私もやる〜」といって幼稚園でピアノ教室に入り、ものの2、3年で多くの子がやめていきました。
2、3年じゃやっていたとは恥ずかしくて言えないような、レベルかと思います。

 

1日あたり100円で安心の保障みたいな、保険会社のCMじゃないけど、月額だけで考えないで、ぜひ総額いくらでどの程度の仕上がりになるのかを検討してみましょ。

ちなみにうちは夫が、「ずっとやり続けなきゃ意味ないんだから」と言って、英語教育はしませんでした。
息子は中学に入ってから言語に興味を持ち、英文法書を読み漁り、英語は比較的得意科目になっています。
もちろん、発音や英会話は微妙ですが。何に重きをおくのか、だと思います。限りある時間とお金なので。

英語教育にとても熱心で、日本にいながらにしてバイリンガルなお子さんを育てている方もいらっしゃいますよね。目的をもって実行できている方は尊敬します。

 

そろそろオリンピックも近づいてくるし、知り合いのつてで外国人旅行者との交流もできそうなので、英会話も家族で勉強できたらな〜と思います。

 

日本人の9割に英語はいらない (祥伝社黄金文庫)
 

数年前に読んだ本です。著者はMicrosoft元社長。
賛否はともかく、子どもに英語とどう関わらせるかを考えるのに役立つかと思います。
語学は目的じゃなくて手段にすぎない、と思いました。
大事なのは、英語が話せるということではなく、中身が使えるかってこと。

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