悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

「カリスマ講師の紹介する習い事」から考える〜オススメあり〜

昨日のお昼の番組「バイキング」で習い事について4人のカリスマ講師の先生を呼んで特集していました。
英語、体育、算数、国語の習い事でした。

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横浜バイリンガルエデュケーション

 英語を習い始めるには2歳までに始めましょうとのこと。

6歳までしか英語脳は育たないそうです。

聞いていて納得しました。

2歳は最も覚える黄金期なんだそうです。
2歳の頃の息子の知識吸収は爆発的だとは実感しました。
英語の知識じゃなくて恐縮なのですが、鉄道にはまって、電車のDVDやら本やら実地でやらみたものをとにかく型番を覚えるのです。うちは機関車とかの数字を覚えまくっていました。気に入っていた映画「ポーラーエクスプレス」のプログラムにかいてある文章(大人向け)も丸暗記していました。

とにかくこのころのスポンジのようになんでも吸収する力と好奇心はすごいです。
この時期にやるべきことをやらせる、というのはかなり大事かもしれません。

英語の塾では、「母国語と同様に身につけられる」ということ前提でのお話ですから。2歳を過ぎたら何の意味もないというわけではなく、おそらく外国語として覚えるには文法を理解したりといった異なるアプローチが必要ですから、小さいうちにそこまで身につけておくと後々楽ですということです。

そこまで英語のシャワーをする余裕も覚悟もなかったので、うちは英語を習いませんでしたが。

ただし、続けなければ意味がない。番組でも高橋真麻さんが、小さいころインターナショナルスクールにいたけど、と話しましたが、10歳くらいまでは少なくとも続けて自分のものにする必要があるというお話でした。
これも納得。息子は幼稚園・小学校と鉄道が好きな友達もおらず、本人も少し離れていました。今ではあのとき覚えたほとんどを忘れています。親の私の方が覚えているくらいです。2歳の記憶力ってそんなものなのかな、と思います。

 

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

バディスポーツ幼児園

都内では有名な体育教育をする幼稚園で、私の知人でも通わせていた方は多かったです。

ここでは、子どもはなんでもできるようになる、できなかったら連帯責任でできるようになるまで卒園させないと話していました。
できない子にできる子が応援したり教えたりして絆も深まるとのこと。

これは個人的にはどうかなぁと思いました。
私がヘタレだからかもしれませんが、できないこにとって教えられる一辺倒、できないと連帯責任のプレッシャーって絆の一言で語れるものではないと思うのですが。
私はとくに不得手で困ったことはありませんでしたが、母が運動好きでしたから、好まず体操教室とかバレエとかソフトボールとかをやらされましたが、はっきりいっていまやっていて良かったと思うものはひとつもありません。

だからと言って過去記事でも書きましたが、運動が嫌いなわけではなく、自分で興味を持ったものにははまりました。

その分アートスクールなどに通えたらよかったなぁと思っています。
嫌なものは嫌。
ただ、上記の英語の先生がおっしゃっていましたが、4歳くらいでいろいろ選択をして、好きなもの以外は切り捨てていくようになるらしいので、そうなる前に運動をできるようにしておく、ということで、運動が嫌いな子ができない、ということもあるのでしょうか? 
なんとなく、好きなものって本人が持って生まれてきているような気がしていたので、後天的にリードしてどの程度好き嫌いに関わるのかわかりません。


早期教育ってそういう好き嫌いから形作っていくことなのでしょうか。
楽器も英語も運動も天才を育てるのはもちろんのこと、後天的に得意にするためには2歳までにははじめないといけないのですかね。
そこは親がレールを敷いてしまう、ということですよね。

 

算数塾エルカミノ

こちらも何人か通っていたお子さんを知っています。大変得意になった子もいらっしゃいます。

パズルでどんどん数字に親しむ、こういった授業って小学校でできないのでしょうかね。
エルカミノの講演は聞きに行ったことがありますが、具体的にどのようなことをやっているかは存じあげません。算数オリンピックなどを目指す子が通っているようです。



パズルといえば、宮本算数教室のテキストなどはやられた方も多いのではないでしょうか?
うちもいくつか買ってやってみましたが、あっと言う間に終わって、片付けても「またあれをやりたい」というほど興味を持ちませんでした。

エルカミノの先生曰く、「親が「できない」と言うと子どもも苦手意識を持つ」「親子で一緒に取り組むことが大事」と。
「算数くらい親もわからなければ勉強して一緒にやりましょうよ。」とおっしゃっていました。
さらに、嘘でもいいから親御さんが「自分は算数が得意だった」というと、本人にもできるかもという思いが出てくるということでした。


私ももうちょっと子どもをリードして導いてテキストをやれば、熱心にやったのかもしれません。

中学受験勉強などは4年生のうちはえらそーに教えていましたが、5年生あたりからウンウン唸るようになりました。このとき子どもが私に教える方に逆転、子どもなりに自信にはなったのでしょうか。

受験ブログなどを拝見していると、お父さんが指導されている方は、多くが仕事のように「プロジェクト」としてクールにきっちり指導をしているようですが、母親って他にも気になることがいっぱいあって、なんだかそこまで割り切ってしっかり計画をたてられないことが多いような気がします(私だけ?)。
プロジェクト的にやるばかりがいいとは思わないのですが(ちょっと追い詰めたりしすぎないか)。
うーん、ちょっと反省。

エルカミノの先生は本も書いていますが、個人的に「これいいんじゃない」と思ったのは、中学受験や中学校の数学でもやる「立体切断」。
目で見てわかるので、わかりやすそう。
息子ははじめこれが苦手だったので、サピックスの先生に居残りを言われたくらい。それで息子にオススメしたのですが、「いらない」と言って購入していないので、使用感をレビューできずすみません。ちなみに相当問題を解きまくって苦手は克服しました。
よくわからない親御さん用にもいいかもしれないです。

国語専科教室

コボちゃんの漫画を要約することなど、ちょっと変わった教育法。

うちにはこの先生の本ありました!


これも残念ながら、最初の部分しか取り組めていなかったなぁ。
途中から、4コマ漫画コボちゃんの要約なのですが、模範解答を見て少し難しいなーという印象でした。
実際の子どもの解答に添削が入っていますが、我が子の解答を添削することができるかなーとちょっと難しい。

この先生は読書をすること、自分の意見を持つことが大事と語っていました。
いまは読解問題をやりすぎ、とおっしゃっていました。

先生のオススメの本は以下二冊。残念ながら読んでいないのでレビューできません。


息子は読書好きでしたが、中学受験勉強で、5年生のうちは順調に国語で得点していましたが、志望校過去問になると、かなり高度な記述が問われて、答え合わせをしてもらっても、なんとなく読解はできているのに、書き方が難しくなってきて(もはや親では採点できず、国語だけは塾に提出して採点してもらいます)、そのレベルになると読解・記述のテクニックも問われるのだなーと思いました。

というわけで、国語専科教室の先生の意向とは違うかもしれませんが、国語が苦手な子にこれはオススメと思ったのは、こちら↓

 



苦手な子に特にオススメですが、受験の読解の記述方法の根本を学ぶのにとてもいいです。

例えば「抽象化」「具体化」といったことを学ぶのに
「りんご、みかん、いちご、すなわち 《くだもの》」

といった感じの簡単な問題を何問も解いていきます。
(いま手元にないので記述が正確じゃないかもしれません)

この問題集はもとの本があって、実際勉強をみてあげる親御さんはこちらを読むとより理解が深まると思います。

サピックスでの国語でちょっときつかった部分は、中学受験記事を書く気になったら詳細を書こうと思います。


難関校入試の話でなければ、読書量はそれなりに国語力をつけるとは思っています。
語彙力と漢字力はとにかくつきますし。

でも、読めない子っているようですよね。そういうお子さんは図鑑などでもいいから好きなものを読ませてあげた方が、読書嫌いにはならないかも。

そういえば、番組で東大生に人気の習い事ランキング1位が水泳ってやっていましたが、これ前もみたことあるのですが、水泳ってどこの大学生でも一位なんじゃ(笑。
一般的に人気があるので、何の参考にもならないかと。何年やっていたかもわからないし。
東大生だから突出して多いというようなランキングを作らなきゃ意味ないだろうといつも思うのですけど。。。ま、別にみんなが東大目指すわけじゃないんだけど。

 

息子の学校で驚いたのは男子校にもかかわらずピアノ経験者が半分近く(息子談)いるということでしょうか。普通の男の子はどれくらいの割合なんでしょう。

でも、どうにしろ、私の失敗をみても、どれもこれもってできる時間はないのですよね。実際宮本算数教室の教材や国語練習帳のほかにあれもこれもやっていたので。

習い事も教材も、やると決めるには続ける覚悟とと費やせる時間と費用が必要です。

番組のタイトルも「絶対やっておきたい習い事」なんて書いてあって、国語教室の先生にも「これを読むといいってことですか」みたいな安易な質問を投げかけていて、先生もちょっと返答に困っていました。

読めばできるようになる、絶対やったほうがいいなんてものはないんですよね!!

ダイエットと同じ…。

 

親がどれを選ぶか、見極める力と続ける力が問われると思います。

 

 

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