悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

志望校はいつごろ決めれば良いのか《中学受験》

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5年生以前の成績ではわからない

最近は中学受験塾の入塾もだいぶ早くなっているようです。

小学一年生から入塾して志望校を意識することも多いようです。

小学四年生の親御さんが塾のクラス分けテストの成績で一喜一憂していましたが、受験を終えてみると、その時期に偏差値を気にすることはあまり意味がありません。

地頭の良い子がそのあと入塾して、頑張っているにもかかわらず成績が停滞したり、今まで通りにやっていたら成績が落ちてゆくことも多いと思います。

普通にまじめにやっていてとりあえず学校の成績が良いとかまだ簡単な塾のカリキュラムがこなせているというレベルでは、中学受験にどの程度力があるかを図ることは難しいようです。逆にたいして勉強していないのにトップクラスなどのお子さんはそれなりに素質があるとは思いますが。


超難関校に受かるような子にはなにかしら突出したところがあるようです。器用というより、むしろ不器用だったり、なにかに集中しすぎてほかがおろそかになったり。

勉強が高度なレベルになるまでは、子どもの落ち着く場所は見つけにくいものです。
だいたい五年生くらいからカリキュラムはぐっと難易度を増します。
その時にそこを乗り越えられるかが、本当に狙うにふさわしい志望校を測る目安になるかと思います。

 

まだ最終的な受験生が揃わない早い時点での偏差値で安易に志望校を決めてしまうのは、成績が落ちた時の落胆が大きくなるリスクがあります。

高い目標も悪くはありませんが、それなりにレベルを広げて早めに学校を見学して、それぞれのレベルでのここは良さそう、という学校をいくつか決めておくと、やる気を持続できるような気がします。

実際受験生になっても、少し偏差値に余裕があるところでも行きたい学校があると、子供が追い詰められなくてよいと思います。

 

いろいろな学校を早めに知っておくことも大事

息子はいろいろあって受験をするのかをはっきり決めたのが5年生になってから。実際サピックスに入ったのは5年生の10月でした。

初めて進学フェアのようなものに行ったのは、4年生の3月頃かと思いますが、全く私立の学校は知らず、都立中高一貫校を回って話をきいたのと、いくつか進学校っぽい実績を出している学校をその場の学校案内で判断して話を聞いてみました。

結局5年生の春くらいにいくつか私立の学校に話を聞いたのがきちんとしたスタートでした。
文化祭は重なるところが多いし、実際子ども自身の学校の予定などもあるので、なかなか一年でいくつもいけませんでした。
学校説明会も同様です。結局うちでは私ひとりまたは夫婦で説明会や文化祭に行ったものもありました。
いまの息子の学校も6年生の文化祭に塾のない午前中に駆け足で見ただけでしたが、それでもピンとくるものはあったようで、それまでよく知らないで一般的なイメージで敬遠していたようでしたが、その認識は吹っ飛んだようです。やはり、実際見るのって大事なのだと思います。

偏差値の高低に関わらず、親子にしっくりくる学校はありますし、驚くほど環境も雰囲気も違います。

偏差値表だけで判断せず、ぜひ時間のある方はじっくり親子で目で見て判断してみてください。

ちなみに私たち親子の結果的にいいなという判断の基準となったところ(通える範囲限定)

《いいと思った学校》
文化祭での活発な生徒の様子
文化祭の展示
学校の校舎のきれいさ、グラウンドの広さ
先生のお話(熱意がある)

《いまいちと思った学校》
先生のお話(良くも悪くも普通)
グラウンドがない(校舎の人口密度)
保護者活動のアピールの多さ(ついていけなそう)
説明会にきている保護者の雰囲気(悪くはないが自分たち親子には合わないと判断)
生徒の不祥事
学校のある場所の周囲の環境(なじまないとか繁華街が近すぎるなど)

 

驚くほどみて感じるものは多いです。
小さい頃から成績に悩む前に、とにかく学校を知る方が大事だと思います。

 

うちでは志望校を大体定めたのは6年生の10月くらいでした。
憧れの学校はありましたが、難しいと思っていたので、そこを受けるのかどうか、また、同様に息子には難しいのではというところがもう一つ、それが現在の息子の通う学校になるのですが、おかげで6年秋までノーチェックだったわけです。

あとは、「ここなら行ってもいい」というところがもう一つしっかり決められたことで、「確実そうで行きたいところ」をあきらめて、今の学校にチャレンジできました。
結局受験した学校(5校)で行きたい学校は三校でした。
その他のところになるとすれば、だいぶレベルが落ちてしまうので(偏差値10くらい)、悪くない学校だとは思いますが、息子の受験としては残念かな、と思うところでした。

 

細かい話を書こうと思いましたが、それはまた、秋以降に差し迫った頃にでも。

 

この記事の対象となるようなまだ中学受験の入門あたりの親御さんにはこちらの本などが、私の読んだ中で参考になるかもしれません。

残念ながらいま手元にないので詳細を語れないのですが、常識としてあげられているなかで、

  • 早くから塾に通わせてはならない
  • 「途中転塾するな」は大嘘

あたりの内容は特に納得するところです。
早めにこんな考え方もあると入れておくことをおすすめします。

 

また、下記の本も塾選びから書いてありますので、まだスタートしていない親御さんには参考になるかと思います。
著者はプロの家庭教師として有名。 

なぜ、ウチの子だけ合格するのか?―中学受験「かしこい塾の使い方」


最近は、こちらの本の方が売れているのではないかと思うので、 内容はかなりかぶっているでしょうから、新しい方を読まれた方がよいかもしれません。

 

中学受験時は何冊買ったかわからないくらい本を読みましたので、またおいおい内容に沿ったものがあればご紹介します。 

 

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

 

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