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悩める子育て

過ぎてみたらたいしたことなかったいろいろ

選択しない人とする人の差が大きい〜選択したら腹を括る

いろいろな子の勉強を個人的に見ていて感じること。

個々の能力は本当に違う。
いままで様々な子を見ていたことによって、我が子のできないことへの理解も少し深まりました。
そして、だからこそ、これがいいなんて王道はない。
でも、意外と典型的な進路に流されて生きている人が多いと思うのです。

 

近所の公立中学事情

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本題の前にうちの近所の公立中学校の環境について。
おそらく全国的に見て少し特殊だと思うので、前提としてご紹介したいと思います。中学受験率がとても高いので、その分中学受験で教育に熱心な層の多くが抜けてしまう。私が何人か勉強を見た中学生(ここ8年程度前〜)は、日常的にあまり勉強をしない子でも3はとれていました。

部活での拘束時間が恐ろしく長い。朝練と放課後部活が週の大半あり。部活によっては土日も試合などで出かけるとか。近所の学校では成績は二極化していて、グラフがM字形になっているそう。ということは、相当勉強のレベルが低い子の割合が多いということでしょうか。実際塾へ通っている子がそのあと夜間に11時くらいまで外で遊んでいるという話も聞きました。

 

選択した人しない人 

Aくん。
とても利発なお子さんですが、お父さんの転勤で地方の田舎へ。
結局地元の公立中学校に通っていますが、勉強のレベルが合わず、出される課題も簡単すぎてやる気になれない。
友達との趣味も合わず、入りたい部活もないがとりあえず文系の部活に入り、帰宅後も友達と遊ばない。
都内に自宅はあっていつでも戻れるにも関わらず、親戚の「家族は一緒に過ごすもの」という声に屈してもう10年くらいそこにいます(夫はどうしたいのかはっきりせず)。
いまも難関校を狙えるような進学塾は通えるようなところになく、高校受験もどうするのかわからない状況。お母さんは子供と都内に戻りたいと言ってすでに数年たっています。

 

Bくん。
とてもマイペースで、おそらくなんらかの発達障害があるのではというほど人とペースが違うお子さん。とても賢い。
小学校時代は地元の小学校であまり仲の良い友達はできなかったようす。
けれども家から近い中学にそのまま通い、学校で浮いてしまい不登校に苦しむ。
高校受験は出席日数と不登校での勉強不足によりだいぶ苦労していました。
高校はどうにか入学できたが、勉強に対するモチベーションは低いというか、うつっぽさが抜けきらないようす。

 

Cくん。
小学校時代にクラスでいじめがあり、当事者ではないが関わりたくないその子は嫌な思いをしました。
それで親に「(選択できる)ほかの公立中学校に行きたい」といったけれども、そこが一番近いからなのか、その小学校の子が多く進学する中学校にそのまま進学し、不登校に。

Dくん。
学習に少しひとより苦手な点があり、中学に入って苦労するが、特に対策を講じず。
できないことの原因を考えず、子どものせいにして怒る。
そもそも公立高校受験が大丈夫なのかわからないくらいできない教科が複数あるが、親はそれでも「本人に任せている」「本人がまだやる気がないらしい」というだけ。
それでも「本人は大学に行きたいと言っている」という。

一方で、

Bさんはお母さんが大変熱心で、成績は中の上くらいだったBさんに早くから家庭教師をつけるなどして名門女子大に入学を果たす。その後も一流企業に就職。

Cさんは国立小学校を受験して学校の近くに引っ越す。

Dさんは小学校時代の嫌な経験があり、女子校に行きたくて受験をする。

小学校から受験させてエスカレーター校に入った Eくん。大学まで盤石。

病弱で体もとても華奢なFくんは勉強がさほど得意ではないが、自分に合いそうな私立中学校に進学。

中学受験を目指すGくんのお母さんは5年生まで毎年夏休みは史跡などをたどる旅行にかなり費やしたり、無料の夏休み講座をたくさん受講する、本人に向いている塾で得意な教科を突出させる。受験校には地方の寮のあるところまで考慮に入れている。

 

だいたい小学校のお受験や中学受験をさせる親御さんはすでにその時点で選んでいるので、あとから同じ学校の同級生の親御さんにお聞きしても熱心な方は多くいました。

 

また、選んで受験をしても志望校を選ばずに公立中へ行った子も。

私立難関中学受験を失敗したHくんは、滑り止め私立を蹴って公立中学へ(おそらく高校でのリベンジを狙っている?)。しかし、クラスの友達と興味も遊びも違って、話についていけないようす。

都立中高一貫校受験を失敗したIくん、Jくん。
二人とも滑り止め私立には進まず公立へ。中学受験で貯金もあり、学年でトップクラスを維持。部活でも活躍している。

 

Iくんなどは、活発で運動もできて公立中学校でも輝くタイプだと思ったので、高校受験でリベンジしたほうがよりハイレベルな学校に行けたのでよかったのではと思いました。
でもお母さんは受験が終わった後は「塾に丸投げしただけじゃなくてもっときちんと考えておけばよかった」と話していました。仕事が忙しくてなかなか親御さんがサポートはできなかったようです。

また、実際兄弟を公立中学校へ入れたけれど、勉強面で難しく高校受験で苦労したので、したの兄弟を私立受験させた、というご家庭をいくつか知っています。

 

また、息子を見ていてもそうなのですが、男の子は自分の興味が違うと友達とあまり付き合わない傾向があるようです。
私も息子がすでに幼稚園でそうでしたので、それを恐れて受験の選択肢を息子に与えました。

今でも決して優等生ではないけれども活発に学校活動をやりすぎるくらいの息子が、それなりに立ち位置を得ている今の学校の環境は本当にありがたく思います。
こういう子は地元の公立中学では馬鹿にされたり煙たがられそうですから。
HくんやAくんにはぜひ高校受験で自分の居場所がある学校に進んでほしい。
私も高校時代は友達に不自由があったわけではありませんが、それでも成績のせいで先生に部活禁止されたし、自分の居場所って感じはなかったので、その環境で三年間を過ごすのって結構辛いことを知っています。


息子はもともと活発ではありますが、反面マイペースでもあるので、どこにいても輝けるIくんタイプでは決してありません。
小学校ではクラブを作ろうとチラシや先生への交渉などをして友達と運動していましたが少人数校の欠点で、人数が少なすぎて新しいクラブは作れないと失敗しました。
中学へ入ってからは自分でサークルを作成しています。
こういった自ら立ち上げる土台は少人数校での自分の意見をみんなが聞いてくれる環境にあったからというのが大きいと思います。

中学受験もひとくくりにできない

同じ中学受験としても

◎大学付属校
大学受験をするよりは楽だし、中高時代を勉強とその他の生活をバランスよく生活できるという意味では、経済的に恵まれていれば望ましいかも。

◎宗教系の学校など

宗教をベースとした独自の教育など、私立だからこその環境で過ごせる。

◎進学校
とにかく学校の面倒見がよく塾いらずの学校などは、公立へ行って高校受験、大学受験を塾通いすることを考えたら、コストパフォーマンスは割とよいかも。
最近では海外大学進学を意識したような独自のカリキュラムを謳う学校も。
修学旅行などで海外に行く機会があるところも。

◎名門校
名門校と言われるような学校には、必ずしも上の進学校のように学校側の手厚いサポートがあるわけではないところも。塾との併用で私立だと経済的には少しきつい。
けれども学力レベルの高い子の集団のなか、授業では受験のつめこみとは違った教養として身につけるべきことを学ぶこともできたりして、知的好奇心は満たせるかもしれない。また、あらゆる個性を持った生徒が集まるので、ちょっと公立中学では浮いてしまうかも、というような個性の強い子にも居場所があるかもしれない。
また、学校行事の企画運営から生徒が自主的に熱心に関わることで、勉強漬けの6年間ではないかけがえのない経験をできるところも。
このように中学受験とひとくくりにできないほど違う環境がある。
どれを選ぶかは親子で見極めていくものでしょう。

 

息子などはいまの学校が合っているとは思うのですが、勉強はサボりがち。そう思うと進学校で尻を叩かれながらのほうができるんじゃないのと思ったりも。
でも6年は長いですよね。合わないところに行くよりいいか、と諦めています。(もちろん勉強させることを諦めたわけではありませんが)

選ばない人には短い視点しかないことも

流されている方は、いまその進路に進んでその後どうするのかをあまり考えていないような気がします。
でも、いまは何も考えなくてもなんとなく就職できて普通に生活できるような時代ではないような気がします。
ブラック企業や低賃金が問題になっていますが、そのような環境に身を置く人が好んで選んでいるわけではないでしょう。また企業の倒産率も高いです。

いま目の前にある部活が忙しくてーといって、かなり勉強面が厳しいにもかかわらず時間を取ろうとしない。そして行ける学校あるのかしらと言いつつ受験について調べるわけでもない。子どものやる気がなくてーといって、やる気を出させるような工夫はしない。
個性の強い子であるにもかかわらず、適切な場所について考えない。
そのツケは大きいのにな、と思います。


もちろん選んだからといって適切とは限らない。
親には見極める力とある程度割り切る力と、諦める力(ここまでのサンクコストから解放されて先のことだけ考える)が必要だと思います。
どんなにいい学校だと思っても、そこでひとり嫌な人物に出会えば、嫌な思いをすることだってある。
そのとき最善の策はなにかは冷静に考える必要があると思います。

親は自分の選択をするにあたって腹を括るべき

ところで、なにも考えないと進んで行くのが地元小→地元中だと思うので、その他の選択の方が周囲の理解を得られないと思うのです。

実際あるネット掲示板などで、かなり突出した才能のある長男のためにちょっと田舎から息子と母親で一時的に引っ越すかどうかという話題では、その選択はありえないというのが多数派でした。
地方には優秀なお子さんにも県立トップ校が受け皿としてあるため、公立中学校にも多くの優秀なお子さんがいるでしょうから、あまり都内の受験事情は理解されないかもしれませんが、こちらでは上の子の入学で引越しをされる方も複数お見受けします(もともと賃貸住まいの方も多いせいでしょうか)。
当然家族で越せば下の兄弟は影響を受けます(転校)。

だけれど、他人にどう思われようと自分がした選択が受け入れられようが非難されようが、その選択でいいのだと腹を括るべきだと思うのです。

なにが大事なのか、その選択が大事だと判断したなら、周りからどう言われても気にすることはない。逆に腹をくくれないと、どこかでブレが出てストレスも多くなると思うのです。

前記事でも書きましたが、なにもかもを得られるわけではない。
天秤にかけてどちらを選ぶかになってくるのでしょう。

Aくんのお母さんは、親戚からの非難や夫と別居するデメリットと東京に出て学習環境を整えるメリットを天秤にかけるべき。
人間関係の方が大切だと思うなら、どうどうと地元の中学校に行かせれば良いのだと思うのです。
そうでないなら、親戚に嫌われたっていいと割り切ったほうが楽。親戚はご子息の進路になんの責任もとらないのだから。

以前書きましたが、私は息子の小学校を近所じゃないところにして、結果とてもよかったと思っています。

義父母には「なんで近所に行かせないのか?」と言われました。
近所に友達できない。確かにそう。でもそのおかげで息子は毎日学校の友達と校庭で放課後サッカーや鬼ごっこをして過ごしました。近所だったらこんなに体を使って遊べただろうか?

また、中学受験に関しては、まだ小さい小学生につめこみ勉強させていろいろな経験や習い事をさせられないのはかわいそうという意見はまだまだ根強いですよね。
私もガリ勉させるのにいいイメージなんてありませんでした。
実際息子は5年生秋からと短くはありますが、ほかの塾生以上にハードな生活をする羽目になりました。9時過ぎに半ズボンの制服を着て地下鉄に乗る小学生って「悲惨」ですよね、多分。きっと息子はそういう目に晒されてきたんだろうなー。
でも、本人が楽しんで行っていたこともあり、1年半のその数時間の生活で、その後の6年を今の学校で過ごせるということは本当に価値があると思っています。

 

中学受験生の親御さんには、これからも受験直前など批判されることは多いと思いますし、自分だって完全に正しいと思って進められないと思うことは多いでしょう。
でも、選ぶことって100%こっち、ということのほうが少ないでしょう。

過去記事で書きましたが、人生はトレードオフ。なんでもさせたいなんて無理。
受験を選ぶならのびのび小学校高学年時代を過ごすのは諦める。
きつい部活をやるならそれ以外の生活は犠牲になる。

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

選択をとやかく言われようと、天秤にかけたうえで決めたのだと毅然とすれば良い。
初めてみて違うと思えば、それを認めて方向転換すれば良い。
すべて自分と子どもの選択であり、そこがきちんとできていれば失敗しても周りのせいにはしないですむ。
周りのせいにしたところで、誰も責任はとってくれないのだから。

 

でも選択するのにいろいろ迷うのですよね〜〜。

うちも塾に通わせていませんが(一度通ったがやめさせました)、あまりに勉強しない息子にどうしたものかと悩んでいます。

 

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