悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

ドラマで将来を考えさせる

息子の中学受験が終わってから、時々ドラマを一緒に見るようになりました。

受験より前は子どもが幼すぎて、大人向けドラマを一緒に見ることはほとんどなく、勉強に役立ちそうなものばかりでした。

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以前撮りためていたいた『Dr.コトー診療所2006』では、医師を目指して親と離れて進学校で学ぶ中学生と、そのために漁師をやめて工事現場で働く父親の姿に、当たり前のように私学に通う息子は何を思うのかな、と思いますし、主役のコトー先生のキャリアについても考えるところはある。

 

最近のものも。
『重版出来!』では、漫画編集部を舞台に、理想論や熱血で頑張るだけじゃ上手く回らない社会の現実とか、それでも仕事を全力でやることの素晴らしさとか。

アシスタント10年選手のベテランが、夢を諦めるくだりとか、美談だけでは語れないが必ずしも夢を諦めるのが後退ではないといった話は才能と環境について考えさせられました。
中でも希望していた職場と違うところに配属されてやる気のなかった営業さんが、目を覚まして仕事に誇りを持てるようになる話はとても印象的でした。

 

「あまちゃん」のイメージで面白い設定が印象的な宮藤官九郎さんの『ゆとりですがなにか?』では、ギャグ要素を織り交ぜながらも、仕事って一筋縄ではいかないことをなかなかリアルな視点で捉えていて、いつになく熱いメッセージを受け止めました。

 

連続ドラマのいいところは、じっくりその職業について時間をかけて見せることができること。
また、ストーリーになっていることで、 共感しやすいことでしょうか。

 

上のドラマで私が伝えたいようなことを口で話してもそうそう伝わらないでしょうし、本当にいいドラマがあると助かります。

 

きっと中高生にもなると仕事について「わかった気になる」子が多いと思うのです。

『ゆとり〜』などでは、理不尽な扱いを受けても本人がそれを受け止めてどうにか我慢するようなシーンがいくつかあります。
(その辺が『半沢直樹』だと10倍返しの夢物語なんだよね。面白かったけど。)

いろいろこじらせて大学11浪!中のしょーもない風俗店呼び込みに「あんたらそんなんでいいの?」みたいなことを改めて問われても反論できない、サラリーマンと小学校教諭。もちろんドラマですから、細かい設定などはドラマ的であろうと思うのですが、リアルなモヤモヤがそこここにあって。

 

うーん、今回はなかなか楽しめました。
ドラマを見たことで息子自身も将来について考えたのかな、自分はなにになるのかな、なんて。

そういえば、息子は言語学好きですので、映画ですが『舟を編む』などを見せたら面白いだろな。映画の存在は知っているようですが、その頃は忙しくて見られなかったので。

 

息子は満足した様子で次回はどんなドラマがあるの? と気にしております。
うん、ゆっくりドラマを一緒に見られる時間的余裕を作っておいてくれたまえ。

 

 

 

 

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