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悩める子育て

過ぎてみたらたいしたことなかったいろいろ

なぜ偏差値で学校を貶めるのか

久々に中学受験記事を書くので、受験掲示板などを見ました。
久しぶりにいやな気持ちになりました。

大学でも中学でも、どことどこはどっちが上か、国立と私立はどっちがいいかとか。国立でもここならこっちよりすごいとか。
開成を出て東大入れなきゃ意味ないとか。
学校はどこもただの進学予備校ではないはず。
進学実績しかみていない方は本当に残念です。
そして大学だって、偏差値が高い順に価値があるわけではないはず。

 

先日も「東大vs京大」なんてテレビでやっていて、番組側が煽っているのでしょうけれど、本人が満足して通えばいいだけの話ですよね。
大学名が就職に関わるといっても、それは学校のひとつの側面にすぎない。
そもそも就職だって、なにがよいかは人それぞれですよね。

 

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そもそも学校は一つしか通えません。
お子さんやご兄弟がたくさんいたとしても、それぞれの子に合う学校は異なるはず。それを、偏差値の差だけで、上位校に行った者またはその保護者が偏差値下位校を貶めるようなコメントを平気で書く。

なんてくだらない、なんて下品なことか。

人を貶める人は嫉妬に囚われているのだろう、自分より「格下」を探して、見下げて安心したいのだろうと思うのですが、そういった書き込みが蔓延することで、新たにそういう見方をする人が増えていくのも事実のような気がします。
子どもだったらなおさら。

 

私が若いころ、高卒の友達が大学生の男の子にあからさまに高卒をバカにされたと言って、呆れました。
その男の子はあまり一流というレベルの学校ではなかったことで、コンプレックスを持っていたのかもしれません。

また、大学の友達がある有名進学予備校でアルバイトをしたとき、そこはそうそうたる大学の学生たちがアルバイトに来ていたそうですが、名前を聞く前に「どこの大学?」って聞かれることにうんざりしていました。

高学歴と言われる方の中にも大学名だけが取り柄のような方もいらっしゃるのでしょうか。

人間としての価値って、勉強の成績やルックスや運動神経で測る者ではないし、そもそも上下をつける必要があるのでしょうか?

 

偏差値というのはあくまでどの程度のレベルの教育が受けられるかの目安であって、自分や我が子にどこが学力レベルとして合っているかの指針にすぎない。
高ければ偉いわけではないはずです。

 

人間は、比べる生き物なのかもしれません。でも、上のような嫉妬って、持っていてプラスになることはあるのでしょうか?

 

自分に学歴以外の強みがないのであれば、またはその誰よりも優れていることがない自分を認めることも嫉妬からの解放になるかもしれません。

嫉妬に強く囚われている人は、そう簡単に解決できない問題を持っているのかもしれません。
でも、過去を原因にこれからも不幸な嫉妬に縛られて、周りを蔑んだり自慢をしたりすること、そういう姿を子どもに見せることで、子どもにも不幸な差別感を植えつけることが楽しいこととは思えません。

 

人がなにかで一番になっていなくてもいい、いまの自分のままでも存在していいと思えるようになるには、親が子どもをとにかく認めてあげることなんじゃないかと思います。

 

こんな学校しか受からなそうだから、自分には価値がない。

こんな問題も解けないから自分はバカだ。

そんなことを子どもに考えさせたくないですよね。

 

中学受験をするとき、まだ子どもは親のいうことを聞き、親もそれを当然と、まるで自分のことのように必死になります。
というか、むしろ自分ならそこまでしなかったであろう努力を簡単に命令することで子どもに強要しようとしたりします。
私も自分は中学受験未経験でしたから、自分が小学生の頃はぼけーっと遊んでいたにもかかわらず、子どもには苛酷な受験生を要求していました。
もちろんそれは本人が希望したからですが、簡単に「希望したからこれだけやって当然、できなきゃ責任とれ」、みたいなことは言えませんでした。
たびたび自分を思い出したので。
学校にこだわりすぎなかったこと、できないことは仕方ないね、で済ませたことで、もちろん怒鳴ったりはありましたが、そんなに辛い受験ではなかったと思っています。

 

サピックスの保護者会でも、怒りがおさまらないときなどは、「ぜひお子さんが生まれたときの写真を見返してみてください。健康で生まれてきた、それだけでよかったことを思い出してください。」
といったようなことをおっしゃっていました。

 

何度かこのブログでも取り上げているのですが、受験ではないけれども子どもにできないことを厳しく要求しすぎの親子がすでに関係崩壊してしまったことで、失ったものはすごく大きいのだと感じざるを得ません。

 

受験は、ブログなどを見ると、とかく熱心な親御さんなどは、プロジェクトのごとく受験に対していて、すごいなと尊敬する反面、親御さんに共感力が少ないとできない我が子に失望したりして、それが親子関係に亀裂を産むような気がしてなりません。

 

いい学校はきっとたくさんあると思うし、そこで生き生き過ごせることが一番です。

 

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