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悩める子育て

過ぎてみたらたいしたことなかったいろいろ

しょーもない息子の話〜他の子の話を聞くといいこと〜

悩めると銘打ったこのブログ。
実は周りに深刻に悩んでいる人が多かったので、自分自身の悩みがひっこみがちになり、あまり私の悩みを書くことが少ないです。
それから、もともと私はあまり悩まないのかもしれません。押してダメなら引いてみる。ダメなら諦める。結構単純にできた生き物のようです。

ブログを書くようになって、今までは情報収集のためにしか読んでいなかった他の方のブログをときどき周って思索するようになりました。
実際はいろいろな困難を抱えた親御さんなどが人一倍情報を必要としている同じ困難を抱えた方たちのために書いていらっしゃるようなブログがたくさんあることを知りました。

 

そんななかでまた、人って同じことに対面した時にも反応は人それぞれなのだということを感じました。それはもちろん抱えている困難の深刻度にもよるとは思いますが、受け取る人の性格や環境にもよるでしょう。障害がある、と診断されてショックを受ける親御さんのブログなども印象的でした。

 

自分と夫がたまたま性質が似ていたのもあって、息子の我々二人とは違う性質を「なんだこりゃ?」と思うところから始まった子育て。

小学二年生の時、担任からいろいろできていないことを言われて、ADHDということを知った時には、不注意型の症状に書いてあるところがすべて息子じゃないかと思いました。
スクールカウンセラーの先生と長いこと話しましたが、先生はその傾向はあるが、検査を勧めるほどではないということで、結局その後生活に大きく支障がないため、なにもしていません。
頭痛をたびたび訴えていたので、小学生で2回ほどMRIをとったり耳鼻科に通って原因を探ったりしたこともありました。結局わからないまま頭痛は落ち着きましたが。
その後は起立性調節障害に悩まされるのですが、こちらも私のショックはさほどありませんでした。なんだ、だから起きられないのね。できないんだからしょうがないじゃん! で、あとは薬飲んで治るのを待つ。それだけ。受験もできないかもしれない。だったら公立に行けばいいや。


私は、ADHDの気があることや起立性調節障害という症状があることを知って少しほっとしたのです。もう怒らなくていいんだ、と思いました。
それまでそんな観点はなかったので、「だらしがないから、いうこと聞かないからやらないのだ」と思っていたので、イライラしたけれども、それなら仕方ない、と思ったのです。

 

  • 勉強や仕事等でケアレスミスを繰り返す
  • 忘れ物、無くし物が多い
  • 約束の時間を守れない、間に合わない(仕事や待ち合わせに遅刻する)
  • 時間管理(スケジュール管理)が苦手
  • 片付けるのが苦手(部屋が乱雑になる)
  • 集中力が続かず、勉強中や仕事中に気が散ってしまう
  • 興味がある物事に対しては集中しすぎてしまう(他の事に切り替えする事が難しい)
  • ぼーっとしていて、他の人の話を聞いていない様に見える(自分の妄想に気を取られてしまう)
  • 字が乱れる(字が汚い)
  • 不器用で縄跳び等の遊びが上手く出来ない
  • 課題を順序だてて行う事が困難である

ADHDの注意欠陥の症状より引用

 

上のすべてを見てもほとんど息子まんまでした。
体力はあったので、走ることや腹筋、反射神経は悪くありませんが、不器用なのでソフトボール投げなどはすごく下手です。
最近は「ぼーっとしていて〜」のようなことはなくなりましたが、小学生の時には口をあけてどっか違うところを見ていたりして、「口だけは閉じた方がいいよ。バイキン入るしかっこ悪い」って話したことがありましたが、そういえば今はしません。

字が乱れるは、形はひどくありませんが、とにかく余白なくびっしり小さい字を詰め込むのと、そのせいで数字など読み間違えて誤答することが多々あり、受験生のときは随分もめました。

ごくたまに余白がとれたときは、すかさずほめました。字は褒めた甲斐があって、丁寧に書くようになりました。

そういえば昨日も褒めました。「きれいな字だね〜。さすが。」
めったにほめないので、特別きれいではないけれども丁寧なので、そこは気にしてほしいと思って。
「オレの本気の綺麗はこんなもんじゃないんだよ!」

と言っていましたが。 

褒めたというけれども、息子は夏休み後、連日休み中の宿題の提出日の前日に「やばいやばい」と言いながら宿題と格闘している。とても褒められたものじゃないのです。

一晩徹夜をしたそうです。
その夕方にも「違うクラスの友達が今日提出だったんだけど徹夜したらできたって言ってたよ。」と呑気にいうのです。

「へぇー。まあせいぜいがんばって。」

「おやすみ〜。」

と言って私は寝て、朝起きるといつになくさっさと制服を着て、

「あとちょっと終わらないから学校に早く行ってやる」

と言って出かけて行きました。

「ふーん。がんばって。」

 1年前、いや半年前はこんな反応はできませんでした。 毎日小言をいっていました。

「周りのみんなが優秀なんだから、あんたもきちんとやらなきゃダメ!」

うんたらかんたら1時間。息子は反抗期まっさかりなので、わかっていてもわからんヘリクツをいうので、余計長引く。
でもあれだけきちんと話をしたのに! と思ってもまた同じことの繰り返し。

 

そこに、知人親子のトラブルに直面をしたり、私の説教を耳を塞いだ息子を見て。

ああ、言ったってダメなんだから、言わないでおこう。幸い成績はそんなに悪くない。トップとか上位にいなくても大丈夫。

そう思うようになったここ最近。
もともと甘えん坊の息子ですが、だいぶ会話が増えた気がします。
反抗期で言うことは何にも聞きませんが、態度は悪くないです。
あとはほんと、息子を信じるだけ!

 

徹夜をした日は、「昼休みに英語の宿題をずっとやっていて3時頃弁当食べたよ。」からの徹夜でした。ほんとしょーもない。

 

それでも

「その夏休みの課題提出地獄が終わったら、反省文を提出せよ。あと読めといった本(もう1年ほど積ん読)を読め。そうしないとamazonでしか注文できない本を注文してやらない。」

と話しました。

「嘘〜ひえー! 早く読みたいのに〜。amazonのアカウントとりたい〜。」

と騒いでいましたが。
おとといの晩最後のレポート提出も、前々から余裕があるのにやらず、夜になって

「プリンタのインクが切れた!」

と言っていました。いやきみ、毎回レポート提出日そんなことしてないかい?
せめて昼間にしてよ。
「はい、反省文に追加ね〜。」
インクはたまたま予備がありました。
で、昨日は全て終わったので反省文を提出させました。
説教をするより自分で自由に考えさせてみることにしました。
20個くらい反省を箇条書きにしていました。
これが次回治っているとは思いません。本当にひくーい階段を一歩一歩。この中のひとつでも次回はできているといいな。

最近はあまり気にしていませんでしたが、改めて先延ばしがADHDの特徴にあることを読みました。

ADHDには先延ばしをする傾向がある

とにかく特技:先延ばしというほどですね。
今日も苦行の弁当作り(あさめちゃ弱いんです)を終えて渡したもののさっさとしまわずに忘れていかれました。
「弁当忘れました。こちらは買うからそっちで食べてね。ごめんなさい。」
とメールが。

「むがー!!!」

とだけ返しておきました。思春期男子の弁当をダイエッターな母が食べきれないです。

小学生の頃 

昔から、こどもチャレンジのカレンダーに私が1時間かけて予定を書いてやっても翌日から全くひとつもすすめないでしれーっとしている息子でした。
3年生の頃か。
「ママの時間を返して!あんなに時間かけたのに!」
というと、

「これから一週間黙って見ていて! ちゃんとやるから!」

なんだそれ、かっこいいこと言うじゃん。
そう思って一週間我慢することにしましたが、一日経っても二日経ってもやらない。
結局全然やらずじまい。一週間見ててってなんだったんだ! 状態。
これには逆に笑ってしまいました。そして「あんたの信用は無くなったよ!」。

 

また、四年生になって、家で四谷大塚の進学くらぶに変えてから、こどもチャレンジで貯めたシールでなにかもらいたいらしく、四年生の間はシール集めのために続けてやっていました。
進学くらぶの課題に追われてから、たまにちゃれんじをやることにしていたら、ひと月分を三日で終えてしまいました。それにも二人で笑ってしまいました。
ちゃれんじは一学年上をやっていましたが、
「いまになったらちゃれんじ簡単だった!」
あの苦労のカレンダー作りはなんだったのよ。単にだらけていただけか。

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そして現在

今は、なんだかんだ辻褄あわせて提出はしているようだし、遅刻ギリギリでも遅刻はほとんどしないので、すべて気にしなくなりました。

昨年は登校で家を出る時間をカウントダウンしていました。
でもなんら改善しないので、息子の挙動も時間も気にしないよう私は好きなことをする時間にしました。どっちでも出る時間は大して変わりませんでした。

だったら言わないほうがいい。本人ができないことを厳しく言いすぎて、無駄な時間をつかってイライラするくらいなら、何も言わないほうが楽だし効果的と気がつきました。カウントダウンしていたときは、息子は私を頼っていた気がします。
今は言われないので自分で気にするしかない。

 

もちろん心配がないわけではないです。勉強面は心配。
でも、春から全然勉強していないのに、しかも起立性調節障害様の症状が出て、試験を二つすっぽかしてしまい、評定が2下りましたが、悪くない席次が出ているので、今は目をつぶります。みんな勉強していないんだなー、としか思わないけれど。本当です。
学校の同級生自体がとても枠に収まりきらない子が多いこと、学校が自由で課題が比較的少ないことも影響しているかもしれません。
そういう子の武勇伝(どれだけいい加減でやっていないか自慢)を嬉しそうに話す息子。
ポテンシャルだけはみんな持っているのですが、そもそも日本は飛び級がほとんどないですからね。どんどん先に行かず、ウサギのように昼寝していることの多いこと。

ああ、もう少し尻を叩いてくれる進学校に行っていたら、きっともっと全然勉強したんだろうな、とは思うのですが、そこが息子に合っているとはとても思えない。
そもそも息子を受験させたのは、進学のためじゃなく、居場所のためだったのだし。


息子の部活は全国優勝をするような部でもあるので、高校でそんなに勉強ばかりしていられないんだよ、あまり成績悪ければ早めに引退させるよとつまんない話をそれでもしているんですけど。
部の先輩は優秀な人が多いけれども、一人退学に首の皮一枚な先輩の話を嬉々として話す息子。(心配していないわけじゃないがむしろすごいんだよ!って感じ。厨二じゃ。)

そういえば、全国大会後に高校生保護者の人と話していて、

「息子があんな風に(先輩たちのように立派に)なれるか不安です。」
と言ったら、二人のお母さんに

「なんだかんだいって、ちゃんとそれなりに高校生らしくなるのよ! 大丈夫!」

と言われました。ちょっと心強いです。

他の子のしょーもない話を聞くといいこと

さんざん息子のできないところを晒しましたが。
実は小学校時代、こんな風にできない話を他のお母さんとしたことで、息子に対するキャパシティがだいぶ増えたことは否めません。
「こんなんでひどいのよー!」というと

「うちもうちも! この間なんか…」

と、なんだ、聞いてみれば多くの子がそんなもんなんだ、と思う。

親御さん、特にお母さんはわりと子ども時代しっかりしていた方も多いと思うのです。
そして、厳しい社会の荒波で何十年! 親も確実に変わっています。
夫など、学生の時は本当になにしに学校来てんだ! てな感じでした。
登校しては部室でだらり、屋上で日焼け。
試験勉強に図書館に来ても、漫画を探してよんでいる…。
それがいまは勉強好き仕事大好きで、いまの視点で息子を叱ったりするので、

「いやいや、あんたが言うな!」と言いたくなるのです(息子の前じゃ言いませんが)

男の子ってかなりいい加減。注意しても聞かない。いろいろできない。
わりと怖い親にそうそう反抗できなかった私と、どれだけ言ってもどこ吹く風の息子。

一人っ子のうちは特に、他の子が見えませんから、話を聞くことその子に接することで、「うちだけじゃないんだ」と思えました。

まあ、こんなんでもどうにか中学受験して、どうにかなんだかやりたいようにやって、生きています。

ダメなところはたくさんありすぎるけど、彼ならではのいいところもいろいろあって、まあこんな感じかな、と思っています。
夫を見ても、男の子は精神的成長が遅いんだな、どうにかなるもんだな、(なるかならないかは保障はできませんが)と思いました。

ぜひ、こんなんでもなんとかやってけそうなのね、と思うことで親御さんのストレスが一つでも減ればと思います。

 

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