「0歳児の事故死、8割が窒息」という消費者庁の分析が記事になっています。
この記事によれば、住居での事故がかなり多いことがわかります。
そういえば、息子が2、3歳の頃に誤飲事故についての本を読みました。
多い誤飲事故
それによると、プチトマトとピーナッツが特に危険と書いてありました。
農家のお子さんが、畑でプチトマトを喉につまらせて窒息死したというのが載っていたのを覚えています。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/stop/02.pdf
消防庁の注意書きです。詳しくない方は是非ごらんください。
ここでもミニトマトやピーナッツが挙げられています。
実は、この記事を書いたのは、私自身に窒息して危なかったことがあったからです。
小学校の高学年の遠足の帰りでした。
バスで食べて良いとされていたお菓子の袋から、大玉の飴をなめていました。
揺れているバスでふとした瞬間に飴が喉につまってしまったようで、息ができなくなりました。
隣の子が気付いて、水筒の水をくれましたが、それも入らないくらいすっぽりはまってしまいました。
後部座席に座っていた先生がやってきて、ちょうどこの消防庁のチラシの背部叩打法をやってくれました。結構な力で叩かれました。それで、スポッと飴は食道を通って行きました。
あの時先生がいなかったら、窒息して死んでいたんだなぁと思うと冷や汗が出ます。息苦しいとかではなく、全く息ができなかったので。
誤飲の本を読んでからは、ミニトマトは必ず切って出すようにしていました。また、ピーナッツなどは柿ぴーなどもあり、気軽に出してしまいそうですが、子どものいる場所に出さないようにしました。
知っていて防ぐこと、何かあった時にこうすればよいという応急処置を知ることはそう難しいことではありません。
一方知らないで不注意などで事故にあって、処置方法をしらなければ結果は重大です。
先生が応急処置方法を知っていたことと同様、親である私たちも子どもに何かがあった時にどうすべきかを知っておくべきだと思います。
小学生になったら、遊び方も注意する
これまた私のことで、どれだけダメなんだと恥ずかしいのですが、友達と遊んでいたマンションの外階段と壁の間を柵をつたいながら、黙々と上ったことがあります。
いまでいうとボルダリングみたいに、つかめるところをつかんでどんどん壁と階段の間を。
途中で通りかかったおばさんに注意されるまで気がつかず、はっと下を見たら、すでに6階の高さでした。
それで、そのまま階段の踊り場へ降りて遊びは終了したのですが。
とにかくその頃は公園の木からとなりの倉庫の屋根の上に移動して、排水パイプを伝って下りたり、海沿いで岸壁の向こうは立ち入り禁止なのですが、向こう側に降りてみたり、立ち入り禁止の倉庫の中を走り回ってベニヤ板の下に潜んでいた太い釘を思い切り踏んだことも。痛くてさすがに帰りました。
何も気にせず遊んでいたなあと思うのですが、その頃妹のクラスメイトの子が小学校低学年で、壁にあるコの字型に突き出たいわゆる手すり状のはしごを上っていて、おそらく3階くらいの高さから転落して死んでしまいました。
その時も通りがかりの方が注意をして、その子が降りようとしたところ転落したと聞きました。注意された方もお気の毒だと思います。
私は、クラスの中で特別活発だったわけではありません。それでも危険と隣り合わせの遊びをしていました。活発な男の子などならなおさら注意しなくてはいけないと思います。ちなみに釘を踏んだこともマンションの壁を上ったことも親には言っていません。
そんなもんですよね。
「ドラム式洗濯機、子ども閉じ込め」
こんな記事を読みました。家の中で、まさかと思う行動に出る子ども。親が寝ている間に新しく買った洗濯機のドラムの中に入り込んだようで出られず窒息してしまったとか。犠牲になった親子が気の毒でなりません。
避けられない事故もある。避けられることはできる限り防ぎたい
私の友達に、小学生の時、自分のマンションの下で知らない男にナイフで切りつけられた女の子がいます。大きな怪我にはなりませんでしたが、一生消えない切り傷がいくつもできました。
クラスメイトの男の子は交差点の巻き込みの交通事故で腿全体に大きな傷というかケロイドがあり、成長に伴い皮膚がひきつるといって病院に通っていました。おそらく事故のせいで耳には補聴器をつけていました。
最近よく通学途中に列に車が突っ込む事故が報じられています。
なんで、うちの子だったの? というような避けられそうもない運命としか言えないこともあるかもしれないけれど、だからこそ、親の注意で防げることは努力を惜しまないことで、子どもを怪我や死亡事故から遠ざけるのでしょう。
私は運が良かっただけ。そして、結構身近に事故はあったりする。
チャイルドシートをしないとか、子どもが小さいのにバイクに載せたりするなど、明らかに防げるはずの危険に子どもを晒している人もいますが、うちの子は大丈夫と思っているのでしょうか。