悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

育てにくい子

小さい頃から、多少育てにくいところがあった息子。

 

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もともと自分の「やりたいこと」がはっきりしていたので、やりたいことにはそこまでするの? というくらいの行動力を発揮しますが、「やりたくないこと」には無関心。

小さい頃から親の思うようになどならなかったので、どちらかというと息子にあった場所を考えて選んできました。

 

受験勉強は、やりたくないものもあったかもしれませんが、幸い勉強は好きな方だったのでどうにか努力ができましたが、いまは日々の勉強をやりたいというより、自分の興味がある学問を探求する方にばかり興味がいっていて、やるべきことができていない状態です。

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高校受験がない状態でも、学校の授業のレベルは高いため、それなりに頑張らないと成績はよくならない。わかりきったことですが、そのために努力するということができません。

 

受験勉強をしているときから、要領のよい勉強法をひとつ教えるために20回くらいは指導しないと受け入れてもらえない。
なんでこんなに簡単なことを「とりあえずやってみよう」としないのか。自分で考えたよい方法があるわけでもなく、むしろとても回り道をするようなやり方なうえ、時間もかけないので、このままでは効果が出ないともどかしいのです。

 

それでも根気強く、話を重ねてひとつずつ、工夫したやり方を身につけていきました。

 

いまは英単語と苦手な幾何の問題集を毎日少しでもやる、ということを中学に入ってからの目下の課題としていますが、それも私が気を抜けばすぐにやらなくなる。

永遠に終わらないんじゃないの?と冗談半分呆れ半分で話しています。

 

昨日はその英単語集のチェックを私にしてくれというので、問題を一通り出したら、古いものはほとんど忘れていました。やり方も教えたようにやっておらず、ただ眺めていたような感じ。

 

「どういうやり方をしているの? 私が言ったやり方を試してと言ってるのに」

と話すと、それができない言い訳を羅列(これが納得できるような反論ではありません)して、一向に聞く気がないのです。

 

こちらは建設的な話をしたいわけですが、驚くほどそういう先を見た話ができません。

 

これも彼の持つ性質なのだと割り切るしかないのか、という思いもあります。

こういった話をするとき息子は常に横になってゴロゴロしていて顔を見てまともに話もできません。

そのせいで話もスムーズに進まず、行儀が悪いとか態度が悪いというものとは違う印象を受けてしまうのですが、これも小さい頃からの癖で、体を起こすことがとても辛いようです。

かといって、身体症状的に具合が悪いということはなく、決まって何か指摘されたときの拒否反応のようです。さっきまで普通に座ってテレビを見ていたのですから。

 

これがあるので、こちらも話をするのが苦痛です。さっと指摘だけして次に行きたい、という気持ちが、その態度を改めてくれないことにイラついたり何倍もの時間をかけないといけない。

 

ただ、学校など外ではそれなりにきちんとしている息子です。それで、なにか治療が必要なほどではないのではないかと思っているのですが、どうなのでしょうね。

切り替えがとても苦手、指摘されるのを受け入れるのが苦手。

それでも友達との関係で問題があることも少なく、むしろ友達の間ではリーダーシップや優しさを表していて、ある面では頼りにされたりもしているようです。

 

うちで、主に私の前でそういうひどい状態なので、逼迫した心配もないのですが、ただ、勉強にせよその他のことにせよ、要領が悪すぎてその結果は自分に帰ってくる、ということをわからないのか、わかっていても聞きたくないのか。

 

多少遅刻をすることもあるけれど、概ね家だけと思っていたら、最近部活もさぼりがちで、合宿費を出す期日を忘れたうえ、その日も部活に出なかったので、顧問の先生(怖い先生)もお怒りでした。

そのことを他の保護者の方から聞いて息子に尋ねると、本人はすっかり忘れていた様子。それまでも私が何回もどうするのか、申込書をなくしたのならもらってきなさいと注意をした上ですっぽり抜け落ちている状態です。

ただ、やはりこちらからの指摘には、

「どうしても出なくてはいけない会議があった。(それは事実のようです)」

「そこまでしてなぜ部活にそんなにきちんと出なくていいのかわからない。合宿も行かなくてもいい。」

という逃げに入ってきて、頭を抱え出しました。

おそらく気まずさが手伝っているのだと思います。

それで、「とりあえず先生にご連絡して事情を話しなさい。」

と言ったら、はじめは「そこまでする必要ない」と言っていましたが、

「その方が先生にも誠意が伝わるよ。明日いきなり持って行くよりその方が明日も気が楽でしょ。」

と話したら、しぶしぶ先生の自宅に電話(休日でした)をしました。

この一連の話に30分程度。
忘れてしまった過去は変えられないのだから、そのあとの対応の中で一番良さそうなものを選ぶようにしたら。

という話をしました。

 

息子の友達で、ひとつ失敗をするとそのあとすべてから逃げてどんどん事態を大きくしてしまう子がいます(音信不通になったり)。それで周りの信頼を失ったりしています。とてももったいない。

目先の嫌なことから逃げるのではだめだ、先のことを考えなさいという話。

 

先生は電話してきたことに驚いたのか笑っておられたようで、そのあと息子の気は晴れたようです。

電話を聞いていたら、「お休みのところ失礼します。」とか言っていたので笑った! どこで覚えるのだろう。

 

もう大きくなってきて、なにもかも親がかりではないですし、実際そういった大事な情報も子ども経由でなされるわけで、本人がどうにかできなくてはいけない。

勉強面についてはもう少し私が大きく構えるしかないのかなーと思いつつ、勉強は積み重ねでもあるし、とついつい先を考えてしまう私の癖で心配にもなってしまいます。

 

自主活動などで忙しいことを話したら、先輩のお母さんは

「そういうのって社会に出てすごく役立つのよね。」

と言ってくださいました。

一方先日読んだ本では、学校の先生が、

「自学自習が大事」

と説いていました。

 

そうそう、確かにそうなんだけど、と悩んでしまいます。

中間テストの反省会は一応する予定ですけど、なかなか手ごわい息子なのです。

 

やっぱりさかなクンのお母さんってすごいなぁ。

 

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