悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

子どもに教えておきたいこと

やるべきことが立て込んでいて、ゆっくり読んだ本をまとめられないので、今回は軽めの内容で。

 

以前、私が大学入学当初にされた勧誘について触れました。

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

ちょうど1990年頃、大学生だった私の周囲では、こういった新興宗教などや、マルチ商法、自己啓発セミナーなどが身近にはびこっていました。
最近はどうなのでしょうか。

実際大学で、「勧誘された」とか、「はまって借金を背負った」という人は複数いました。

クラスが同じでたいして親しくもない女の子が、同じクラスの私の友達に近づいて、「会わせたい人がいる、すごく素敵な人なの。」と言って、友達がしぶしぶついていくと、そういったセミナーの勧誘でした。友達は怒ってその場から帰ろうとすると、そのクラスの女の子が追いかけてきて、いつもからは全く想像もできないような剣幕で怒っていた、というのです。

 

また、バンドのコンテストイベントに参加した後輩と同級生の子が、実はそのイベント主であったセミナーにはまって、同級生はのちにその団体の上で働く役割になったようで音信不通に、後輩は2年後くらいに戻ってきて、「結構借金をしてしまい親を困らせた。みなさんにも心配をかけてごめんなさい。」と頭を下げていました。

 

さらに、大学の後輩の女の子はマルチ商法系のグループにはまってしまい、すっかりサークルの友達を失いました。そのグループの人間と濃い関わりを持ち「充実している私」というのをやたらとアピールしてきて、別人のようになってしまいました。その後どうなったかはわかりません。

多くの人は、はまってしまえばそれまでの友達などとは一切縁が切れてしまいます。
みんな警戒しているので、まず声をかけられても距離をおくので。
別の友達は、同じサークルのこれまた別の後輩に卒業して数年経っていきなり自宅を訪問され(個人的な付き合いなどないのに)、アムウェイの勧誘をされたとか。

 

buddhism-lifehack.com

 

こちらのサイトでも、以前の記事の私のように、まともに相手をせず無視をするのがよいと書いてあります。
本気で話をするのはとても危険な気がします。

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私が大学に通っている頃、よく訪れた渋谷の駅前ではオウム真理教がアピール活動をしていました。幸い知り合いにオウムに入った人はいませんが、ひとり、一連のオウム事件が起こった後にオウムのグッズを扱う店を面白半分に訪れる友達がいました。
あれだけ世間を騒がせた団体の店に数回足を運び、そのうち買い物までしてきたことを電話で聞かされ、気味の悪さと怒りを感じて「あんな団体にお金を落とすなんて信じられない」と話したら、彼はいつになく激昂しました。
結局、彼はそれ以上はまることはなかったのでよかったのですが。

あとで、なぜあんなに怒ったのだろうと考えると、最初は話のネタ程度のつもりだったのではないかと思いました。
しかし、ひとりで近所でもないのに数回訪れる、しまいにはいくつかのものを購入までしていることで、自分でももしかしたら懐にすっと入り込まれそうになったことに恐れを感じたのではないか。そこを非難されて「そんなんじゃない!」と認めたくない気持ちが強い反発となったのかと。

 

今は息子が友達と出かけるといっても、その友達を知らないことも多いのですが、それでも必ず誰と出かけるのか毎回全員の名前を聞いています。

なるべく息子の人間関係は把握しておこうと。
しかし、大学に入れば、行動範囲を親がすべて把握することは難しいです。

毎日不規則な活動でバイト先、サークル活動など学校のクラス以外にいろいろな人間関係があり、私も学生の頃は親にそこまで話していませんでした。

けれどもなにかあったら、まだ学生の子どものしたことに、後輩の親御さんのように借金を返済したり、責任をとらなくてはいけないかもしれませんし、そういうこと以前に子どもがそういうものにはまってしまえば困ることは多いです。

 

オウム真理教などは、高学歴の人たちが多く入信していました。
なにも知らない人ばかりがはまるというわけではないこと、自分はいろいろわかっているという思い込みのある人ほど危ないかもしれないこと。
少しずつ話していかなくては、と思いました。

 

今は人間関係を作る以前にもネットなどで、そういう闇に触れるのは簡単です。

 

weekly.ascii.jp

こちらで紹介されている話、ご存知の方も多いかもしれません。

大人が被害者となる詐欺も問題になっていますが、息子にもこういった話を改めてしようと思います。

 

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