悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

不要な争いを避けるために

正月休みあまりにも怠けていた息子。
始業式前日になって、意外とあった宿題の存在を知らせて、そこからは徹夜でした。

またか。

 

夏休み終了前と同じ光景に頭を抱える。

体ばかり大きくなって、なんでもできると思っても、宿題管理ひとつできない。
それも、やり残しているのではなく全教科全く手をつけていないという有様。

 

やはり、これも息子の大きく苦手とするところなのだろうな。
いつも書いていますが、まず自分が苦手であることをどうやって認識させるか、仕切り直しに話をせねばと思いました。

 

ところがこれまた話をまともな姿勢で聞けない息子。小さい頃からそうですが、こちらは冷静に、家族会議のつもりで話をしたいのですが、少しでも気が向かないとなると床に寝転がって毛布をかぶるなどして顔も見えない状態になります。

 

こちらとしては頭ごなしに怒るつもりもなければ、できればさっさと確認事項だけ伝えて話を終わりにしたいのだけれど、顔も見ないのでは話にならない。

それで、

話をする気があるか、あるなら起きて。ないなら不毛だから話はしない。

というと、ほぼ確実に「話をして」という。

けれどもその姿勢は一切改善しない。

 

寝ながらでも相槌をうっているうちはまだいいけれど、気乗りしなければ何も言わないし、見えないので、ねている可能性も高い。

実際、異常なほど眠気に襲われているようです。それも彼の性質なのかと思われます。
夜昼かかわらず本当に一気に眠そうになります。

ただ、そのため早く切り上げるべき話がスムーズに進みません。

普通なら人の話を聞くとき顔も見ず寝たままなんてありえないと思われる方の方が多いですよね!

私自身もその姿勢を改善させるのがとても困難なので、我慢して話し続けるときもありますが、反応が薄いときは実際効果がないと思われるので、どうしても中断してしまいます。

 

先日そのことを指摘していたとき、息子が

「外ならきちんと座っていられる。ウチだとどうしてもダメ。」

というので、外に出て話をすることにしました。

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ただし、これも一苦労で、

「じゃあ、外で話そう。お茶でもおやつでも買ってあげるから外へ行こうよ。」

すぐ近くでお茶ができるのでそこで話そうとしました。

しかし猛反発にあい、結局じゃああと一回姿勢を崩して寝転がったら行くことにしようと譲りました。絶対だと念押し。
そのときはそれで納得したのですが、結局また横になろうと体を傾けたところで私がダメだしをすると、

「今のは体勢を立て直そうとしただけだ。」

といって譲りません。

 

結局いつもその場の言い訳をしてそれが屁理屈だろうが譲らないのです。
でも、ここで引き下がると何も私がコントロールできないので、私も食い下がり、結局しぶしぶカフェへ連れ出しました。

 

やはり体勢が整うと話がスムーズに進み、私は淡々と話したいことを話し、息子もそれに対してきちんと相槌をうちながら理解しているようでした。

 

今までなぜ外に連れ出さなかったんだろう。

確かに今回のやり取りでも一筋縄ではいかず、連れ出すのは途中で投げ出したくなる瞬間もありました。

でも、その後のスムーズな話は、家の中では決してできないものでした。

学校ではそれなりにきちんとやっていると思われる息子。実際小学校でも授業態度を注意されたことはありませんでした。

それが一転家では豹変するので、学校行事などできちんとしている息子を見て、祖父母もいつも別人みたいとびっくりするのです。

私は連れ出すときも話をするときも、〜だからこうしよう、と因果関係などをきちんと説明しているつもりですが、どんなに筋が通っていても、息子の気が向かなければそれは反故にされてしまいます。

 

それで、いろいろなことを「言い訳しない」という簡単な取り決めを以前しました。

なにがあっても弁当箱は帰宅後最初に洗う。

やるべき勉強を終えない限り、委員会や課題で必要な自分用のパソコンには触れさせない。

忙しいからなどの言い訳できないよう、毎日する勉強も最短5分でできるもの×複数などにしています。

 

約束を守らない「言い訳」がどんなに筋が通っていなくても、平気でそれを盾にして反論してくるので。

社会に出たら誰も言い訳など聞いてくれない。

 

もちろんこの言い訳をしないというのは随分前から話していますが、身についていません。でも、そういえば、鍵を玄関にしまうということはそう(息子にしては)難なく習慣化しました。だから、あれと同じようにそう苦痛に思わずできるようになるよ、と励ましつつ。

まさに365歩のマーチです。

しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる

二歩下がるんじゃ三日で一歩しか進まないのかとがっくりした子どもの頃(いやさすがに懐メロとしてきいたわけですが)。 

 

彼自身もしぶしぶながら外に出たことで、話が完結に済み、自分も集中して聞けたという経験をして、自分の殻を破ってほしいな、と思っています。

 

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