悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

何かに打ち込む子どもにするには?

president.jp

 

上の記事を読みました。

うなづけるところもあり、そうかなというところもあり。私なりにも考えてみました。

 

やりたいこと、夢がない、という人も多いですよね。別にやりたいこと、自分探しって必須ではないと思うので、ないならないなりに、なんでもいいから職業を得て生きていけばいいのじゃないかと思います。

記事でも、大切なのは目の前のものに打ち込めるほうが大事と。

結果的に、夢があろうがなかろうが「なるようになる」のです。将来の夢云々より、目の前のことに打ち込む資質を身に付けることの方が余程大切です。

http://president.jp/articles/-/21074より引用)

 

でも全く興味のないことに打ち込むって難しいですよね。
やはりベースは、好奇心が旺盛かどうかってことが大事なのかも。
でも好奇心の旺盛さは意外ともって生まれたものではないのかと思っていました。
環境も大事ということでしょうね。確かに存在を知らないことには興味すら持てないので。

 

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真逆な子どものタイプ

以前おもちゃ王国という様々なおもちゃで遊べる施設に子どもといったとき、息子はブロックにはまり、プラレールにはまり、それぞれでじっくり遊んでいた一方、息子の友達はあちこち駆け回り、これを触ってはあっちに行って、と真逆の行動をしていたのを思い出します。

 

今ではその子も落ち着いてきて、難しい数学パズルの話なんかを嬉々として語る子になっています。

一方息子も知識を得ることが好き。

成長してみたら、うーん、どっちもたいして変わらないような。その年齢での成熟度の差もあるのかもしれません。

いろいろな体験をさせる親

また、子どもにあらゆる経験をさせているお母さんを知っています。
全てが教育に通じると思ってやっていらっしゃるようで、お金をかけずに体験させることも上手で、その姿勢には感服します。

しかもお母さん本人が興味がないというところがなおさらびっくり。私なら一緒に体験するな、と思うし、自分が面白そうと思わないものは体験させる気にもならないのですが、その方は自分は外で待っている、といった具合。
記事では親自身が没頭する姿、とあるので、その面ではちょっと違うかな。

 

そのお子さんがどうかというと、数学的なことにははまっています。
一方英語も小さいときに触れさせていたようですが、そちらはいまでも不得意のようです。もちろん英語はあまりできず、すぐにやめさせたらしいのですが。

ただ、そのお子さんが数学が得意で英語が苦手だとわかった、という意味では、こちらの記事にあるように、適性を見つけられたという面でよかったのかもしれません。

 

子どもに選択させることが大事と書いてあります。

また、選ばせる際に「やるからにはずっと続ける」ことを強要しないことも大切です。真剣に考える子供であればあるほど、いい加減に返事はできません。だから「やってみて、すぐ続けたくなくなるようならやめさせる」と親が腹をくくっている方が、子供は心理的にも思い切ってチャレンジすることができます。

http://president.jp/articles/-/21074より引用)

 

 

上のお母さんと話していて、自分は数学をやらせたからこそ子どもは伸びたのだ、と話していましたが、英語はやらせてもできなかった。

「あ、そうか。やらせたからというよりは、たまたま才能のあることをやらせることができたということね。」

話しながら気づいていました。

向いていないことからは手を引く

苦手なことは時間をかけてやってできるようにすべき、という考えもはばをきかせているし、続けることに価値を見出す考えも多いですが、いろいろなお子さんを見ていて思うのは、得意なことを伸ばしたほうが同じ時間で効果は何倍もあると思うのです。親が子どもの特性を無視して自分の夢や理想を押し付けてもうまくいかない、と思うのです。

 

私も母に自分が運動大好きだったからと、運動系の習い事や部活をさせられましたが、いま振り返れば、時間の無駄だったなぁと。

 

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本は好きなだけ買う

夫は読書好きです。そして、子どもの本にかけるお金は惜しまなくていい、と言っています。そうはいっても限りはあるから、図書館を利用したりしていますし、いまは息子は主に自分の小遣いで本を買っているのですが、素地は小さい頃の読書週間だったかもしれません。
読書はなにが好きかを気付かせるのに大変役立つと思います。
通販で買うのもいいのですが、本屋や図書館で普段全く興味を持たないような棚にも目を配ると、意外と興味深い本が並んでいたりもします。

周りの影響

小学校の時、息子のクラスでは競って本を借りていました。元気に体を使って遊ぶ子が多く、一方で本もたくさん読む、というわりと親的には好ましい雰囲気が漂っていました。

けれども他の学年ではゲーム命の子が多くて、ゲームをしないと話が合わないらしくて、子どももゲームばかりに興味をもって困る、というお母さんも。
こればかりは運でしょうか。

私もゲームをすることがあるし、息子のゲーム機についての管理もしていません。
特別否定的でないのは、息子がそこまではまらないでいるからかもしれません。
それでも小学生の頃うちに遊びにきた中にはゲーム機持参で早速始める子がいたけれども、息子は友達と話したりカードゲームなどをすることのほうを選んだし、別の子はそろそろ外で遊ぼうぜ、とサッカーなどをしたがる子がいたおかげで、ゲーム機を持って来ていた子も、早々にゲーム機から遠ざけられていました。

環境は大きいかもしれません。

 

多くの体験をするには

結局、何かに没頭する子供というのは、できるだけの多くの体験をし、多くの人物に出会って、自分自身で選択の決定をしている子供ということになります。自分で選んだことなら、没頭できます。 

http://president.jp/articles/-/21074より引用)

 

記事では、上のようにまとめています。

うちは好奇心旺盛ではあるし、ある意味オタクではありますが、そこまでいろいろな体験をさせたという自覚はありません。

ただ、普通に降園後や放課後に外で遊ばせたくらいでしょうか。中学受験の塾に通う5年生後半まではわりと暇に過ごしていました。

変わった体験といえば、夏休みの歌舞伎教室や、プラネタリウムで開催される大学講師の先生などが行う宇宙に関する講義に月一回、大学研究室の実験教室などでしょうか。

 

自分で選ぶということは、必ずしも習い事である必要はないと思います。
習い事で毎日がうまっているような子は日々「今日は何をしよう」という選択をする機会を失っているともいえます。

 

できるだけ多くの体験をするためには、拘束日が多いとそれだけ動けないわけですから。今の中学の部活なんかは、せっかくの多感な時期に多くの体験をする機会を逸しているとも言えると思います。

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