ここ10日程度の記事内容について、コメントなどもいただきありがとうございました。自分自身もいろいろと思うこともありました。
前回記事などは恥ずかしいので早く更新してしまいたいというのが本音でした。
なぜなら多くの方は、「やりすぎじゃない?」と思われるのかな、と考えるから。
私自身が自分が構われるのはあまり好まず、だからこそ、「言われたくないからやる」というスタンスがありました。
でも、息子にはその手の論法は一切通じませんでした。
「言われたらいや、でも言われなかったら全然やらない」
そこを息子もどこかでわかっているようで、放っておいてくれとは言いません。
言われなかったら全然やらない、というのは正しくないかもしれません。本人はやった方がいいとは思っているけれども、うまく自分をコントロールできない、つまり「できない」。
それはもう息子の特性なのだ、と思うようになりました。
(それでもいまだに完全には息子のことを理解できていないので、腹が立ってしまうのです)
例えば学校の先生が、「朝は自分で起きるようにしてください」という。
でも、実際起こさないでいたら、起きられない息子はほぼ毎日遅刻です。
ガンガン目覚ましのベルがなるなか熟睡しています。毎晩早く寝るように言ってもなかなかできずに床で寝てしまったりして大変面倒です(よっぱらいのお父さん?)。
自立のためには一般的には望まれる先生の言葉ですが、自立を促すことでできるようになるかといえばどんなに言ってもできない子がいる、ということを知りました。
以前に書いた皮膚科の薬服用ですが、未だに自分ではまともにできません。少しでも本人に任せると必ず飲みません。
それでも毎日話しています。なぜ薬をきちんと飲むことが必要かの説明は小学生に説明するように噛み砕いて話しました。
また、「薬に効果がないと思うなら、たまにしか飲まないのは効果がないからもうもらってこないようにするか」と聞くと、飲むといって聞きません。
一番身近な我が子ながら、何を考えているのかわからないのです。
やはりこれは性格とか意欲という問題ではないのだな、と思うのです。
「自分の子のよう」と思う方もいらっしゃるでしょうが、多くのそう困難のないお子さんを育ててきた方には、「この子大丈夫?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
まさに私がそうで、その偏りのために、いかに社会に出て彼なりの価値が出せるようになるか、ということを根気よく教えていかなくては、と思っています。
薬は相変わらずですが、鍵を玄関の箱に入れるということは比較的スムーズにできるようになりました。家に人がいても必ず施錠して出るようにさせて、鍵を忘れることはなくなりました。
「もうこの子には無理じゃない?」と思われるかもしれませんが、改善の余地は少しずつでもあると思っています。
親としては、話はしたし、因果関係もわかっているだろうからあとは自己責任だ、と突き放すにはまだ早いかな、と思っています。
突き放したところでやらなかった(できなかった)ということを、このブログを書き始めてから半年くらい我慢して試しました。
息子の態度も実はこの半年があって少し変わっています。
はじめにしばらく放っておこうと思ったきっかけは、こちらの話に耳を塞いだからですが、最近はそういうことはなくなりました。
自分が実際全然できていなかったこと、成績もそれに伴い落ちてきたことが客観的事実としてあるので。
どこかで自分でもこのままではいかんという思いがあるようです。
多くの、息子のような困難を抱えていないお子さんの子育てにしては、関わりすぎ、干渉しすぎと思われるかもしれません。それで、下記のように言われたりもします。
私も息子がそれなりにどうにかできる子なら、むしろ細かいことは気にしなかったでしょう。
どこまでやるかはその子によって適度な加減が違うでしょう。
どうしようもないなぁと思いつつ、少しずつ変わっていくことを願ってやっていくしかないと思います。
六義園の梅です。六義園についてはもう一つのブログで。
昨年、テレビ番組で、東大に三人息子を入れた佐藤ママの教育法について取り上げていて、タレントたちがよってたかってその極端な部分を否定していました。
「もっと遊ばせなきゃかわいそう」
「手伝いをやらせなきゃろくな大人にならない」
「受験生が交際禁止とかありえない」
私は佐藤ママ派というわけでもなく、本も読んでいません。
なかには参考になることもあるけれど、そこまでしなくてもとも。だけれど批判する気にはなりません。
こと勉強のためだと叩かれがちですが、アスリートの生活なんてもっともっと偏っている。教育的にどうとかいいだしたらきりがない。友達と遊ぶ時間もなく、四六時中家族を巻き込んで家庭崩壊するなんてことも聞いたり。
なにもかもバランス良く、適度に遊んで適度に手伝わせて、適度に勉強させて…。そうすればその子の特性にもよりますがそれなりにバランス良く育つとは思います。
それはそれでいいと思うし、だけれどなにかで突出させたければそれではダメでしょうし、佐藤ママやアスリート、子役、芸術家の親というのはそこを覚悟を持ってやっているのだと思います。
一方私は、超一流を目指しているわけでもなんでもなく、息子の足りない部分をできる限りどうにかしたいと思っています。
中高一貫校に入って気がついたのは、親御さんが大変子どもの課題などについて詳しいことでした。
多くの方が「今何のレポートをやっているらしい」と言ったことを知っています。
中学受験をする子の親って結局こうなんだなぁ、と思っています。
中学受験が親の受験と言われるのも納得で、親がどう導いていくかで勉強に限らずその子ができあがっていく。もちろんそこで親の無理強いやレール敷きをすれば良いとは思いません。だからこそ、親は本人の特性などをよく見極め、本人ともたくさん話をすべきとも思うのです。
もう一つ最近感じたことは、時々書いていますが、大人の目線で子どもと同じ土俵にたってしまいがちということ。
自分の中高時代を思い出すと、改めて子どもだったな、と思うのです。
それをよく考えず、大人になってたくさん経験した自分というのを差し引いて、こんなことくらい言わなくてもわかるだろう、と思ってしまいがち。
夫もよく息子の態度を怒るのですが、いやいや、あなたのこの頃って勉強なんてしていなかったんじゃないの? 私は深夜放送見まくって学校で寝ていたし、それ考えたらだいぶマシだよね、あのくらいの子どもなんて驚くほどバカだよ、と話したりします。
もちろんなかには中学生くらいから環境や本人の特性として大人びてしっかりしている子もいますが、息子は一般的にも幼稚な方。
実際夏休みに家族が中学受験生の子を置いて旅行したという話を聞いて仰天したことも。自分でご飯作って勉強もしていたそうな。
なまじっか読書家で弁が立ったりするので、話が通じるだろうと勘違いしがちですが、実は驚くほど幼稚で甘ったれです。
毎朝毎朝、時間もないのにソファでぼおーっとして(体調もあるので半分は仕方ないのですが)、ギリギリにバタバタと出て行く息子。いくら急げと言ったところで動きません。
今日は弁当の手提げに薬の袋ごと入れておきました。朝は絶対飲めないどころか食事も取れないのでパンを入れておきます。1時間目終了から食べているようです。
昨日は早めにできていたので食事を出しておいたらのんびり食べて遅刻です。
当然「もう食べるのやめなさい」と言っても「はいはい」と返事だけで聞かず。
朝ごはん食べる子はきちんと育つなんて言われても……です。
今回の仕事の件もあまりにも…なんですが、もともと息子の仕事でなかったこと、理由はあれど直前でぶっちぎった子(この子も子どもですね)、いろいろ考えての判断でした。でも恥ずかしいから同じ学校の保護者には言えません。
悪戦苦闘の毎日です。幼児の頃はもう少し育てやすかったのだけどなぁ。