前回記事でも触れましたが、自分が向いている仕事がなんなのかわからないと、実際働いてみたら苦手だった! と気づくことになるでしょう。
できることなら小さいころから向いているかどうかを知れると回り道がなくなります。
こちらのサイトで、多重知能の理論というのを取り上げています。
チェックテストもあります。
多重知能というのは、ハーバード大学教授のハワード・ガードナー氏の理論で、それまでのIQというひとつの指標だけでは人の知能を測れないというものだそう。
そういえば自分が小さいころ、この知能の傾向を測るものとは違うけれどもどんな職業が合っているとかテストをやったのを思い出しました。
以前友達のお手伝いでピアノの発表会を手伝った時に、まだ幼児ですが大変才能の突出していると思われる子をみました。
私は音楽は素人ですが、素人でもわかるくらい「別格」だったのをその子の背中からひしひしと感じました。幼児ですので技術はまだまだでしたが、すでにプロの風格。
先日その教室で知り合った先生と会って話をしたところ、その子はすでに有名なコンクールなどで活躍をしているそうです。
昨日は宝塚音楽学校のことをテレビで紹介していましたが、第一次試験では面接だけで、歌唱や舞踊は第二次試験になるそうです。
それまでの訓練による歌唱や舞踊の能力よりもそういった才能のある原石を見つけたいからと紹介されていました。
多少の技術は「習っている」というリードでごかませるけれども、習って身につく以上のなにかがあるのかもしれません。
本当に才能のある人の凄さを目の当たりにすることで、頑張っても越えられない壁を見ることもあるかも。残念ですが、切り替えて次へ行くのは早いほうがいいとも思います。
いろいろな子の勉強をみていると、勉強についての特性の違いはひしひしと感じました。ですから対策のたてかたもそれぞれ異なる。
差は顕著な気がしました。私もですが、母親は自分と息子の違いに驚くことも多いと思います。自のやり方だけでは通用しないな、と痛感しています。
たとえば上のサイトの8つの知能がバランスがよければ、わりとどこでもうまくやっていけそうです。
息子の友達にも素晴らしいバランスの子がいました。
一方天才と言われる子の中にはなにかが圧倒的に苦手、というような子も多くいたりします。
それで、例えば得意が不得意を見事にカバーして、高偏差値の学校に入れたりするのですが、必ずしもバランスがよくてすべてが高偏差値ではなかったりするので、
「いい大学出ているのに使えない」
ということがあると思うのですが、もともとバラつきが大きいということを考えればそう不思議なことでもないのでしょう。
IQだけではその人が使える人かどうかは測れないとは最近よく聞きます。
EQという心の知能指数といったものも大事と言われています。ただ、もともとEQが低い人というのもIQと同様にいるわけで、低い人はEQをあげる努力をすることもできるようですが、そこまで劇的に上げるのは大変な気がします。
比べるものではありませんが、8つの知能ではどこかしら自分の特性にあった方向へ舵をきることができるとすれば誰にでもできることかと思います。
身近に絵が得意でよく表彰される子がいますが、親御さんはそちらの教育は一切せず(習い事も関係ないものばかり)、勉強の方に力を入れています。
もちろんそれでも悪くはないかもしれないけれど、自分が親だったらもうちょっとそこをチャレンジさせて人より秀でた世界を味あわせてみたいなぁと思ったりもします。
もちろん絵がどう進路に結びつくかなど、考えは人それぞれでしょうし、親が子どもをどう導くかは親が考えればいいことだとは思いますが。
私自身が、自分が好きでないし上手でもない習い事を何年も続けさせられていたから思うのかなぁ。
そして私自身が得意不得意、好き嫌いがわりとあって、苦手な仕事はできないと思うので。仕事でも、時々「これは特性がない人には面倒で苦痛だろうな」としみじみ思うことも多いのです。どんな仕事もそうかと思うのですが。