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悩める子育て

過ぎてみたらたいしたことなかったいろいろ

教育についての課題

先月は仕事に追われていてあまり考えをまとめられず、書きたいと思うことも頭の中に散乱していた。

 

NHKスペシャルで「子どもたちの未来」についてやっていた。

www.nhk.or.jp

 

日本の子どもたちの中で自分の将来に希望を持っていないと答えた子が38%を超えダントツに高いことに衝撃を受けたが、実際現在言われている未来を考えれば、私たち自身も将来に希望より不安がつきまとうのではないか。

 

しかし自分たちが子どもの頃は、日本イケイケで、将来は明るかった。私たちの多くは未来に希望とまではいかなくても「なんとかなる」感は持っていたはず。
子どもの頃から夢がないって、どんな感じなのだろう。

 

 

貧困がそういった未来への不安の原因の一つだが、

子どもが貧困→教育の機会が減る→大人になっての所得が低い→納める税金が少なくなる

という、社会問題であるというところを、もっと誰もが自分のこととして考えなくてはいけないということ。

 

前回記事に書いた「学力の経済学」の中室さんが、就学援助率の地域差(学校による差)があることを紹介していた。

同一県内で一方では0.3%、他方では51.4%の子どもが就学援助を受けていたという。

地域によって貧困率にも差があるということで、貧困が身近に感じられない人たちが多く生じている。

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確かに、私が子どもの頃、近所には都営アパートに暮らす子もいて、友達には複雑な家庭環境の子もいた。公立中学に通った私にはそういう友達が身近にいたが、今うちの近所は地価も上高く、都心なのでおそらく就学援助率はかなり低いと思われる。
さらに、息子は私立に通っているので、友達とのお小遣いの使い方も私の頃の比ではない。
私はどちらも知っているが、「貧困が6人に1人ってうそでしょ?」という人もネット上で見かけた。

 

私が勉強を教えていた中学生も、シングルマザーで二人の子育てをしている家庭なので、高校は都立一択だと言われて、進路を決める頃に

「なんでほかの子は私立にも選択肢があるのに、うちはダメなの?」

と泣いていたことがある。

以前にも書いたが、その子は素直で、勉強がわかってくるととても楽しそうに受けていたのが印象的だが、小さい頃から親は仕事で忙しく、その子も勉強をしてこなかったので、私がみたところは確かに伸びるのだが、なかなか中学生まで勉強習慣のない子に受験に勝ち抜いていく力をつけることは難しかった。

高校はまあまあのところに行けたが、大学受験や公務員試験などを受験することは難しかった。親はそれなりに進学費用も工面するつもりだったが、金銭面で苦労して進学して元が取れるようなレベルに成績を上げていくのが大変そうだったし、そもそも本人が勉強に根を上げた。

 

貧困の連鎖について番組でも語られていたが、教育は貧困から脱する大きな武器になるのだが、そのためには、生まれつき勉強の得意な子でもない限りは、親による適切な導きが必要だと思う。

親自身が勉強を熱心にしたこともなく、自分の仕事で手一杯。せめて宿題くらいちゃんとやりなさいというくらいでは、子どもに学習習慣をつけることは難しいし、

習慣がない→成績もよくない→親:勉強に向いていないと思う、子:勉強は好きじゃない

という悪循環になりがちだろう。

本当は習慣がない→習慣をつけて勉強をする→成績が上がる→やる気になる

になっていくべきところ。

 

同じ共働きでも、金銭面で余裕があれば、塾や教材でフォローしたりすることで、成績は上がっていく子は多くなると思う。これが、貧困による勉強への支障だと思う。

 

もちろん学費も高いから学業だけできてもお金がなければ通えない。

法政大学の湯浅さんによると、50年弱で物価は4倍だが国公立大学の学費は50倍になったそう。それだけ教育費が高くなってしまった。つまり、貧困は教育に直結してしまうということか。


物価上昇率の推移

国立大学法人評価委員会 大学共同利用機関法人分科会 業務及び財務等審議専門部会(第1回)議事録・配付資料 [資料5] 国立大学と私立大学の授業料等の推移−文部科学省

 

しかも、親世代が非正規雇用が増えていて、親の収入が減っている。

時代の変化に支援が追いついていない印象だ。

 

奨学金を受けている人の割合も5割を超えていると聞いて驚くが、そうやって借金を作っても、今度はそれを返すすべがないという、信じられない状態になっている。

奨学金を受けている学生の割合はどれくらい?|公益財団法人 生命保険文化センター

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

さらに番組で驚いたのは、社会保障給付費が子ども関係の給付は高齢者関係の8分の1しかないということ。
それにより、年齢層別の貧困率の変化が生じている。1985年には貧困率が高かったのは高齢者だったが、2012年では高齢者より20代までの子どもや若者の貧困率の方が高くなった。

 

それでもスタジオの高齢者は年金生活は決して楽ではないというのだが…。
我々の頃、はたまた我が子の世代は年金すらもらえないっぽいんだけど。

高齢者への給付が不要とは思わないが優先順位を考えないといけない。
ライフネット生命の出口さんは、子どもを最優先にすべしと話しておられた。

 

番組では、「学力の経済学」で紹介されていたヘックマン教授の就学前教育の大切さについても取り上げていた。

就学前教育が教育投資にはとても効果があるということをもっと認知させることで、そこに予算を使うことができるといいと思う。

幼稚園義務教育化などが言われていたが、個人的には小学校時代をもう少し充実して過ごせないかと思う。なんとなくだが、子どもが小さいうちはあれをやらせようこれをやらせようと意識する人が多い気がするが、小学生時代に子どもの通常の勉強などには親の関心が少し薄れている気がするのだが、それはうちの子を幼稚園に行かせたからだろうか? 

先生の過労働が問題になっているので、いまの仕組みのままでは難しいと思う。
結局学校の授業だけでは足りず、その足りない部分を金銭的余裕がある家だけが補足していける、今は格差を広げる仕組みになっている。

将来的に日本が破綻しないために、政治も子どもに向き合ってほしいと思う。

 

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