悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

どの年齢にも相応の課題がある 〜思春期からは発言できる子へ〜

詳細は愚痴っぽくなるので書きませんが、まだまだ息子とともに日々悪戦苦闘中です。

なぜ同じ間違えを繰り返す?と理解できないでいたのですが、結局息子はまだまだ幼稚なのだと思い至りました。

そんな思春期男子の母ですが、誰しもなんらかの悩みがあるのでしょうね。

子どもが小さい頃は、小学生になったら、小学生になったら中学へ入ったらとだんだん楽になっていくのだと思っていたのですが、そんなことはない。個人差はいろいろあると思うのですが、うちは中学以降の方が、悩みが大きくなってきました。

 

 

反抗期での苦労ではない。むしろここのところは反抗期も終わってきたようで、聞く耳は持っています。

なぜ悩みが大きくなってきたか。悩みの種類が年齢とともに変わるからかと思います。勝手に考えてみました。

乳児の悩み

ちゃんと生きてるか。生死に関わる悩み。母親の体調回復(母乳・睡眠等)など。

幼児の悩み

ちゃんと成長しているか。成長の悩み。周りと比べてどうか。

小学生の悩み

集団の中で生活ができているか。勉強・習い事などがきちんとこなせるか。生活習慣を守れるか。言われたことをきちんとできるか。

中学生の悩み

親のいうことを聞き入れるか。親のいうことを聞かなくても自分で適した行動がとれるか。勉強や部活などすべきことをこなせるか。自ら考えて動けるか。社会性を身につけられるか(犯罪に手を染めないなど)。

高校生の悩み

自ら先を見据えて動けるか。目標をたてて、それに向かって努力ができるか。自律できるか。

大学生の悩み

社会の役に立てるように学び、行動できるか。先を見据えて必要とされるものを身につけられるか。

 

社会人の悩み

社会に出て、対価が得られるようにきちんと働けるか。自分がその後どんな人生を歩むのかを考えて、必要な行動がとれるか(伴侶を得る、キャリアアップなど)。

 

もっといろいろあるだろうし、ステージをまたいで必要なものはもちろんあります。
わかりやすく、あらたにこの頃問題となるものを羅列してみました。

結局、そのステージごとに課題は異なるわけで、その人がどこが苦手かによって、どのステージで問題に直面するかは異なるような気がします。

うちは、まさに中学生・高校生で必要とされる、自分で考えて、さらに将来を見据えて、というところが圧倒的に苦手なので、今悩み深いわけです。
むしろ小学生あたりまでは悩みがあまりなかった気がします。自分で考えなくてもよかったからね。

そう考えると、今は辛くても、ステージが変わったらすっきりした、という親子だっているということ。人生通して順風満帆なんて人は少ないのじゃないか。

でも、今の息子の課題は社会に出るに当たって必要なことだと思うから、ぜひ成長して乗り越えてもらわないと困る、と思って気が重いのです。

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

 

こうしてみると、親は結構長い間、子どもに悩まされることになりそう。

結婚しても離婚したり、転職してうまくいかなかったりすれば、本人の問題ではあるけどハラハラするし、巻き込まれたくなくても巻き込まれてしまうかも。

 

そういえば、息子の中学受験のとき、塾の保護者会で、目がギラギラしてツノも生えているお母さんたちに対して、塾の先生は、「ぜひお子さんが生まれた頃の写真を見て思い出してください」なんてなだめてくださったわけですが。

いや、そうね。一度冷静になろう。模試の結果が人生のすべてでないよ。
でも、結局ただ生きてればいいってわけにもいかないから、ツノも生えるんだよね。

 

小学生までは、なにかがちょっとできるだけで、「すごーい」と言われることになるので、習い事なんかがそのまま特技になるわけですが、ある程度大きくなってしまうと、もう大人と大差ないわけですから、レベルがよほど高くないと感動されることもないのですよね。
「バタフライで100m泳げる(そんなすごくないですか? 私にはできないのであげてみた)」

と言われても、それが小学生なら

「かっこいいー!」

となるし、幼児なら

「天才じゃないの?」

と言われるかもしれないけれど、大人になって

「僕バタフライできるんだよね。」

なんていったところで、

「はぁ?」

という反応しか得られないですよね。

「水泳得意なんですね。」

で終わり。

 

なんかそれは小学校高学年頃になった息子たちを見て感じました。ああ、これからはたいして褒められることもないんだなぁ。実際我々大人が仕事以外で褒められたのはいつだろう?

 

そんな賞賛されなくなる中学生くらいからって結構本人も親も大変。
私も日々、息子を褒めたいけど、それの何倍も課題があるんだよ! どうにかして!と思っています。

  

toyokeizai.net

東京経済オンラインの記事。

うちの子にどんぴしゃな悩みではないのですが、子どもが意見を言えない子だといって悩む親御さんも多い気がします。実際、きちんと思いを伝えられる子って輝いて見えますよね。

 

vt-maguna.hatenablog.com

 過去記事でとりあげた本でも、この時期はっきり言えないことが必ずしも悪いことではないと書いてあります。
親はとかく、しっかり意見をいいなさい! と子どもを情けなく思いがちだけれど、言うだけでなく、そのはっきり意見できないのはなぜかという背景を考えて、記事のようにフォローしてやれればいいのでしょうね。

 

この記事で気になったのは「間違いを恐れている」というところ。結構ありがち。

前にも書いたのですが、中学生の勉強を見ていても、チェックテストをするよというと、

「やってきていないからテストを受けたくない」

という。

 

以下は下記記事をご参照ください。 

vt-maguna.hatenablog.com

 

間違いだったらどうしよう、人と違っていたらダメなんじゃないか。

それで、何も言えなくなる。

この辺は教育で少し変えることができるような気がします。

あ、そういえば今読んでいる本にもこの辺のことが書いてありました。

 

本書では、発言できない日本人が多いのは日本が減点主義だからだと言っています。何もやらなければ減点されないから、黙っている。

だから、くだらないことでもいいから発言せよ、という。
発言がなければ考えることもなくなる、という意見には、やはり、現段階で話せない思春期の子たちを親が適切なフォローで発言できるように導いてやる必要がありそうです。

 

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