悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

ありのままのわが子を認める

深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みSP」 - NHK

発達障害の特集を見た。

 

いつも思うが、子育てしている人には誰にでも知ってほしいと思う。
自分の子がそうでなくても、周りの子への理解も深まるし、なにしろ人はみな違うということを知ることができる。

 

うちの子も発達障害と診断されたり検査を勧められたことはないが、多分に当てはまると思うことが、発達障害の人の特徴にあったりする。

それで、我が子を少し冷静に見られるようになったのも事実。

子育て、特にいろいろ苦労する子育てには、親は本当に成長させられる。
とりあえずキャパシティはだいぶ広がっただろうか。

 

 

中一の男の子が、厳しく学校へ行くよう言ってくる親との関係が、親の気づきで変わってきたあと、今その頃を振り返って、「死にたいと思ったことも」とまで言っていたのには驚いた。
まだ小学生の面影があるその子は、でも、そう生まれてしまった以上仕方ない、自分が障害とつきあっていなかくてはならないんだという覚悟があって、障害とこの子は別と考えて楽になったというお母さんに反論していた。

ずいぶん大人びているな、と驚き。母親はつい、子どもをその子より幼く見てしまいがちだが、本人は結構いろいろ考えているのかもしれない。

番組ではいろいろ乗り越えてきたお母さんと、現在悩み中のお母さんが出てきた。
大きなポイントに周りの理解があるかどうかなのだというのもわかった。

公園で息子を遊ばせている頃も、滑り台に上る息子に突進してきた男の子が息子の足をがぶりとしたことがあった。驚いたけど、その子はそのあとまた別のところへ走って行ってしまった。立て続けにその子のお母さんらしき方が、声で制止しながらやってきて、「ごめんなさい!」と謝ったが、弾丸のようにかけて行った我が子を追ってそのまま行ってしまった。

私は息子も大事なく、泣いていなかった(歯型は残ったが)し、何よりそのお母さんを気の毒に思った。

息子が積み木で作ったものを同じように突進してきた子がぶち壊したこともあった。

そういう子がいる、というのは知っていたし、どちらかというと私はお母さん大変だ、と思ったが、そういう親ばかりではない。

それに、私はどちらの場面でも知らない子だけれど、毎日幼稚園や保育園や公園で会う子がいつもそうだったら、果たして気の毒に思うだけでいられただろうか。

 

番組では近所でいたずらをしてしまう子に悩んで引きこもりになった親子に、周りの人が声をかけて心配してくれたり、お母さん自身も周りに自分の子のことをわかってもらう努力をして、改善に向かったケースを紹介していた。

 

この番組で新鮮だったのは、父親がどう関わっているか、という視点。
父親が一緒にいる時間が少ないからよくわかっていない、さらに「男のほうが世間体にこだわり、認めたくないのかもと思っている」という発達障害のお子さんを持つお父さんの本音。

目の当たりにして謝ったりしている母親には世間体なんて言ってる場合じゃないんだけど。

 

実際身近で問題を抱えているおたくでも、お父さんが子どもを見ているにも関わらず、世間体なのか、認めたくないのか、その子に合わない要求をし続けていたケースを知っている。
こちらからお母さんの話を聞くと、お父さんの対応が的外れに感じてしまうのだけど、そこには認めたくないという思いがあるのだろうか。そもそも男性と女性で捉え方も違うから仕方ない面もあるのでしょうか。

男性のほうがより、社会で規律に囲まれて生活しているから、子どもの拒否をわがままととらえたり、そんなことでは社会に出られないという不安が先にたって怒りになってしまうのでしょうか。

 

少し乗り越えつつある親子のお母さんの話で印象的だったのは、

親の(学校へ行かせたい)という気持ちより、子どもの(学校に行きたくない)という気持ちのほうが大切

というところ。

このお母さんが何をきっかけに変われたかと問われて、

子どもがどうしたら笑ってくれるのかを考えたと。

学校へ行きなさいと怒っていても笑ってくれなかったからと。

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身近にいるお父さんは、息子を絶対許さないし受け入れないから、本来無邪気でほがらかだった息子がどんどん荒れて行ったのを目の当たりにした。

発達障害に限らず、子どもと衝突したとき、正論ばかりぶつけていても解決しないことは多い。

決まりごとをきちんと守ることが第一義なのではない、ということを、自分自身も子育てで悩みながら感じるようになった。

 

ついついダメだしばかりしてしまう子育てだけど、「認める」ということがまず大事。それはどんな子育てでも大事なことだと思う。

 

私も、息子のことでいろいろ調べたりするし、中には理想的な生活や勉強法を取り組んでいけている話を聞いて、焦らないわけではない。

備忘録としてブログにも書いているから、さぞかし実践しているのかと思われるかもしれないが、実際は、かなりヌケている。

こうしなければ、ああしなければ、とこだわりすぎると、子どもにこうあるべきを押し付けすぎて、きちんとこなせる子にはいいかもしれないが、息子には叱ってばかりの毎日になりそう。

それで、いい意味での(悪い意味でもあるんだけど)ズボラと名乗っている。

周りにはもっときちんと勉強と部活と両立できている子もたくさんいる。いいなぁと思いつつ、そのようにできるとは思っていない。ま、いっか。息子はそれでもそれなりに楽しそうにしているし。

 

ありのままのわが子を少しでも認められたら、そのほうが親もだいぶ楽になると思う。

私もまだまだ怒ってしまうけど…。

 

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