悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

なんとも言えない愛を感じるヒューマンドラマ

小説を読む代わりにドラマを見るのが楽しみなのですが、ここのところ見てよかったと思うドラマがありました。
といっても連ドラなので、なかなかオススメしづらいなと思っていましたが、年始に一気に再放送をするというので、ご紹介。「THIS IS US 36歳」。

 

www4.nhk.or.jp

 

特に海外ドラマ好きではないのですが、たまたま初回を見る機会があり、見てみたらここ最近で一番のお気に入りになりました。

 

36歳の三つ子、厳密にはうち一人は養子なのですが、そのそれぞれと彼らの両親の話を時代を前後しつつ話が進みます。

三つ子の予定が出産時に一人が死産、同じ日に捨てられていた黒人の子を養子として引き取って育てる。その出産前から三つ子の子ども時代、青春時代、現在と様々な時間軸を都度テーマに沿って描いています。

 

海外で暮らしたこともない私には、映画で見る気軽なホームパーティや宗教行事などに対する感覚は、自分の生活と違うなぁという印象しかなかったけれど、家族が感謝祭で訪ねようとするくだりでは、自分の実家に行くのに気が進まない三つ子の母親の苛立ちなんかが本当にリアルに描かれていて感心しました。口うるさい実母とか、義姉が持ってくるソースが褒められることに敏感になっているところなんか。

 

これといった大事件が起こるわけではないけれども、ちょっと変わった環境にいる登場人物もいたりして、描かれている内容は盛りだくさん。
兄弟関係、親子関係、養子の実の親、ダイエットやドラッグ、貧困、成功、人種差別、LGBT、コンプレックスなどなど。

家族や恋人との関係がきれいごとじゃなくリアルに、それでも愛情溢れる感じで描かれているのに、とても好感が持てます。

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みんながそれぞれ自分のステージでそれなりの幸せと悩みを持っている。

見ながら時々ぶわぁっと何にかわからないが感情が溢れてくる瞬間がいくつもあって。

初回は、親の三つ子出産時のシーンと現在の三つ子のそれぞれがところどころで差し替わるので、ちょっと関連性を見出すまでに時間がかかるのですが、オススメです。

再放送は1月3日〜5日まで、12話一気放送なので、できれば録画してもう一度見直したいなぁ。そして、これからの展開も楽しみです。

 

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