悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

大学入試共通テストに向けて、使える英語を身につける2〜高校生からはじめる「現代英語」〜

大学入試真っただ中、高2、高1の皆さんは、少しずつ自分の一年後二年後を思い、気の引き締まるところ。

 

お気軽なところでNHKテキストから。
高校生からはじめる「現代英語」

 

このテキストのレベルは、テキストによると、CEFRのB1〜B2くらいだそう。


↓CEFRについてはこちら

eigonotomo.com

 

基礎英語などと違い、こちらは週に2日。
2日で1セットとなっている。

 

メインの文章はNHKワールドJAPANで放送されたニュースが元になったもの。

一日目のポイント

ニュースの文章は構造がだいたい決まっているので、その構造に沿った解説が文章の脇に抜き書きされて、全体の流れが整理できる。

単語やフレーズがリストになっていてチェックできる。

日本語訳で確認。

今回の英文に関わるポイントが解説してあり、単語の意味を広げたり、文法的なことに触れたりと、内容は様々で教科書だけではわからない知識などもあって興味深い。

また、放送では触れないのだが、本文の一部単語が日本語になっていて、語彙力チェックができるのもいい。

 

二日目のポイント

反訳トレーニングという、反対方向から訳す練習をする。
英語の語順を意識した勉強法。

「対訳」では、今回の英文の全文を、日本語から英語へ反訳できるように日本語訳(反訳)と英文が並べてある。

今回のテーマについてのディスカッションも載っていて、ニュースを題材としている教材ならではの、社会の出来事に触れた生きた英語に触れられるのも良い。

 

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どんな力が身につきそう?

CEFRのB1〜B2くらいというと、平均的な高校生(受験生を除く)には難しいような気もするが、どの文にもしっかりと和訳がついているので、個人的に新聞などの英文を読むよりはだいぶとっつきやすい。
全部を理解と気負わず、和訳と見比べてなるほどと納得することで、色々な人に良い教材となるのではないか。

 

一方、反訳トレーニングを二日目にじっくり取り組むことで、英作文の力がしっかりつくように思う。

ただ、そこまでしなくても、毎週二日、少し難易度の高い文章に触れる経験を続けるのは価値があるように思う。

文章量もそう長くはない(テキスト1ページ分)が、このくらいの分量を短い時間で英語の語順のまま読み進めていければ、英文読解の助けにもなるように思う。

 

このお手軽さが、忙しい高校生には向いているように思う。高校生に限らずだが。

ちなみに英字新聞記者を長らくやってきた著者のHPは文字だらけなのですが、英語に関わる多岐にわたる話題を扱っていて、英語教育や、無料で英語を学ぶ方法などもあるので、少しずつ読み進めてみたい。