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悩める子育て

過ぎてみたらたいしたことなかったいろいろ

生物学的視点で楽に生きるために〜『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』

おすすめ 親として

生物の研究をしている教授の書いた『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』を楽しく拝読しました。

 

生物とはこういうもの、という視点から、人間について悩みや楽に生きる方法について語っていて興味深いです。

 

脳のバグで苦労する人間 

自ら自分を辛い状況に追い込む生物は人間だけなのだそうです。

それを脳のバグであり、進化の過程で遺伝子の御用などにより偶然生まれた脳には不都合があるのだ。

もともと二足歩行で重い脳を持ってしまったおかしな体のつくりなのだから、少しでも楽しみませんか、というのがこの本の趣旨だとか。

遺伝子がバラエティに富んだ個性をつくる

本書では遺伝子に着目して、人の性格と思われるところも説明しています。

たとえば、愛情を抱くのには「オキシトシン」というホルモンが関わり深いのですが、オキシトシンの分泌量や受容体の数が遺伝子によって決まる→ゆえに愛情を感じやすいかどうかが決まるのです。

そう考えると自分が人にあまり興味がないのも遺伝子のせいかもしれないからと気が楽になる方もいらっしゃるかも。

 

同様にストレス耐性についてもβエンドルフィンという脳内麻薬の受容体が多い遺伝的性質で左右されるとか。
ストレスがかかるほど強く幸せを感じ、その脳内麻薬の回路はどんどん強化されるらしいので、高ストレスで快感を得られるということになるそうです。

 

なるほど、テレビなどで過酷な訓練をするアスリートを見て、いったいどうなっちゃってんの? と思っていましたが、彼らと自分のストレス耐性がそもそも違ってしまっていると考えるとなんとなく合点がいきます。

 

著者は極限環境生物に詳しいらしいのですが、これもおなじで、ストレスに強い極限生物はそれが当たり前で普通に暮らしているのです。

 

暴力性についても遺伝子が関わり、脳が発達しているほど同種間での殺し合いがあるらしいというのもちょっと意外で驚きました。

 

ほかにもナルコレプシーという睡眠障害、酒の強さ、空気の読めなさなども遺伝子に関わるので、それらをもって生まれた遺伝的性質だそう。

そう捉えれば、遺伝的にそうなのだから仕方ないと寛容になれるのではないでしょうか。

 

個性についても遺伝子により、人によって千差万別である。生物はそういった個体による強い部分と弱い部分をよくわかっていて、向いていることをして、向いていないことはしないとできるだけ楽をしようとしているらしい。

 

人間は大脳新皮質が余計なことを考えるせいで、楽ではない方に逸脱していくことがある。

それで、様々なストレスが生じるということらしいです。楽に生きたいなら、まず自分の特性を知り、それにあった環境を見つけることが大事と述べています。

 

でも、客観視は意外と難しい。人は期待されている答えを想定し、自分でもそういう人間だと思い込んだりしているらしい。

確かに周りの期待や見栄が自分に影響を及ぼす可能性はありそうですね。
子どもなどは親の期待通りにしている自分を演じているのか本当にそうなのかわからなくなっている場合もあるのではないでしょうか。

親が望む習い事を「やりたい」といい、望む勉強を「やりたい」という。
だから、「やめたくない」というのも同様、親が本当かどうかはよく見極めないといけないなと思ったことがあります。

 

著者は周囲の評価を気にするのでなく、個性にあった環境を選ぶようになったことでストレスが減ったそうです。

 

なるほど、好きだなぁと思う考え方がありました。

仕事の優秀さも、なにをもって優れているとするかのモノサシはいっぱいある。
ですから、ある仕事がダメでもほかの仕事なら成果を出すことは多い。

つまり、成果が出ていないということは、その仕事がその人に合っていないと考えた方がいい、ということ。

 

また、

「優秀であるかどうか」は、人間の脳が決めているだけのこと。視点を変えればどうにでもなるものですので、これを深く論じても意味はありません。

(『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』より引用)

 

というフレーズには救われる人も多いのでは。

 

この辺から、どんどん楽にしてもらえる文章が続きます。

「長所・短所に良し悪しはない」(見出しより)

遺伝子は生物が生き残るために多様なバリエーションを作る。それが我々の個性となっている。

だから、人との比較に意味はないと著者は言っています。

結局、自分はその体以上でも以下でもない存在です。たまたま持って生まれたその体で生き残るか否か、それが生物としての一生です。

(『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』より引用)

ここまで割り切れると、潔いですし、小さな悩みは吹き飛びますよね。

 

家族でさえ異なる個性、だからこそ、

まったく違う遺伝子を持つ上司や先輩の成功話なんて、面白く聞いておけばいいだけの話で、それを自分と比較してどうなるものでもありません。  

(『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』より引用)

 

またユダヤ人の歴史的背景特有の遺伝子についての話も興味深い ものでした。

楽をしてしぶとく生きる

しぶとく生きるためにどうすればいいかも章立てして語っています。

 

楽をして生きられるために、自分をよく知り、自分にあった環境を手に入れるのが大事ですが、それを手に入れるには苦労も伴います。

自分はどこまで環境をよくしたいのかとはっきりさせることが大事だと言います。

 

確かに人の求める幸せは千差万別ですよね。

自然の中でのんびり暮らすのか、豪華なくらしを望むのか。家族を持ちたいのか、一人で生きたいのか。

 

中には外部の評価で自分の環境を決めようとする人がいます。
人から羨ましいと思われたい、要するに見栄っ張りですね。

それによって無理をしたりするから楽でなくなる…。

 

仕事に関しての考えもシンプルです。

生物と同じ、

仕事とは生きる糧を得るための手段です。 

(『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』より引用)

 

やりがい、生きがい、格好いい仕事。

自分の脳が言っていることはだいたいトラブルのもと

(『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』より引用)

 

だから、そんなことに振り回されずに生きるのがいいと言っています。

 

逆境にどう向き合うか

さらに、逆境への向き合い方として、動物のように「無理もしないで死ぬ」と覚悟を決めるのも生きやすくなると。

 

私は普段自分で選択して生きていたいと思う方ですが、一方こういった感覚というのも理解できます。

例えば天変地異が来たら? 不治の病になったら? 死ぬときは死ぬ。

 

一度病気になったとき、進行すれば死ぬかもしれないと知っても、実はあまり感じることはありませんでした。

父が亡くなったとき、それはもっと身近なものに感じられました。
近しい人が死ぬことで、得体の知れない怖いものでなくなったというか。

 

もちろん、今実際に死に直面したら、絶対に生きたいと思うし、その日が近づけば怖くて逃げ出したくなるだろうというのはわかるのですが、同時にいずれ死ぬのが早まっただけ、という気持ちもあるのです。

 

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また、ちょっと感動した箇所がありました。

くじけないことを学生に学んでほしいという筆者。

もちろん、無理して辛い思いをしてくじけないということではありません。

著者は「勝つまで負ける」という言葉を作ったそうですが、失敗は失敗と認めないと同じことの繰り返しになる、と語っています。

 

今まさに息子に毎日話していることです。
認めずに失敗を繰り返しているので…。そのときに同時に息子に話すことですが、本書でも連戦連敗でいいと。

ダメだと思うからなかなか認められないのでは。

 

そうやって失敗ばかりしてもくじけずに続ける。動物もくじけない遺伝子を持っていると著者は考えています。

 

今あなたがいきているということは、その間の、数えきれないくらいの世代の生物が、隕石が落ちようが、火山が噴火しようが、黙々と生きてきたわけです。子孫を残す前に投げやりになってもいいところ、そうせずに頑張ったもののみが子孫を残し、今の私たちにつながっているのです。

(『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』より引用)

 

これを読んで、初めて自分の何代か前のご先祖さまだけでなく、人間以前であった生物にまで考えてちょっとうるっときてしまいました。

まさに命のバトンなんだなぁ。

 

 

後悔しない選択を

中高生に向けて、進路を語るときには同じ後悔ならやって後悔しようと伝えるという筆者。選択についても、生物学者らしい見解をしています。

選択の本質は捨てるほうにある

(中略)

過去に自分が捨て去った可能性の死体が死屍累々としている。この可能性の死体に対して、今の自分は申し訳ができるのか。

(『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』より引用)

こちらの話にはなるほど、と改めて自分を振り返ってしまいました。

 

仕事で楽をするために〜生物学から見たマネジメント〜

自分に向いてないと思ったとき、それを周りに相談すること。
そもそも会社であてがわれる役割は自然発生的なものではないので、向いていない可能性がある。

先述の通り、人は個性もそれぞれ。その人にできるだけあった役割ができれば、それがいい。

さらにその役割に上下があるわけではなく、区別にすぎない。

とても馴染む考え方だと思いました。 

ルールで楽になる

これは、私が息子にいくつか意識的に教えていることです。
息子は素直に聞くことができません。
ちょっとしたアドバイスだとしても、

「でもそれは〜だからできなかった」

という言い訳をします。

できないことが多い息子が、言われることを少なくするための自衛ともいえるかもしれませんが、言い訳をするせいで、上述したように同じ間違いを繰り返しています。

 

それで、言い訳をしないように、「ルール化」する。

こと、息子の中では、なにか指摘されたときに客観的に自分を見ることができなくなり、言い訳に終始しがちです。ときにはそんな無茶なというような後付けをしたりもします。

 

そうなると、いくらそれが支離滅裂な屁理屈だと言ってももう引っ込められません。

 

それで、もう「なにがあってもとにかくこうする。」と決めたことがいくつもあります。

 

たとえば帰ってきて着替えたら一番先に弁当箱を洗う。毎日やると決めた課題(ひとつにあまり時間がかからないもの)をやってからでないと他のことをできない(勉強もパソコンも)。だからといってなかなか守れないのですけどね。

 

本書でも言い訳をしないためにルールをつくるといいと書かれています。
コミュニケーションをとるときも好意を受け入れ、感謝を表すということや、怒りが生じたときに相手の立場に立つということをルール化することで、少し冷静になれると言います。

  

 まだ学校現場などでも、なんとなく決められた優秀さという基準があって、それに「合わない」個性の持ち主は「優秀でない」と思われてしまったりする。

 

親もその優秀さにこだわりすぎて、子どもになにが合っているのかよりも、その基準に合わせようとやっきになってしまう。これは基準が他者にあるから。

 

そこから解放されて、本当に子どもが楽に生きるにはどうしたらいいのかを考えるのが大事なのかなと思いました。

辛いことが嫌いな私にはとても興味深く、納得と「へぇ!」(古い…)がたくさんの本でした!

いまは若い人たちがブラック部活からブラックバイト→ブラック企業と考えすぎて本来の生きる力を見失ってしまいがち。

もうちょっと楽をしてしぶとく生きていかなくては!

 

 

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サピックスのテキスト処分 〜とりかかれなかった問題集・ほかに追加した問題集〜

中学受験

そろそろ中学受験生は進学先も決まっている頃ですね。

我が家はこの受験直前の年末、12月29日に引越しをしました。受験とはなんら関係ない、たまたまいい物件があったというだけの理由です。

とても近所でしたので、場所の問題はありませんが、なにしろ塾のテキストの山に埋もれているなか、最初のうちは塾教材で埋まった我が家を内覧にいらっしゃる方もいて、早くテキスト処分したい〜〜と思っていました。

 

サピックスのテキスト、使用済みでも売れるらしいと聞いていたので、ネット検索して適当なところに送りました。どこだったか失念したので、検索してみてください。

といっても我が家はテキストは即ホチキスをはずして分解していたので、売れたのは主に通常テキスト以外の冊子となっているものや中学受験のことについて書かれた書籍類が多かったです。

そういうのを一箱売って2000円くらいだったかな。book offよりは高いのだろうか。
模試なんかも売れるみたいだし、テキストを売れる方はもっと何箱にもなるでしょうね。受験後のご家庭はたくさんの出費で懐が寂しい(うちだけ?)でしょうから、少しは足しになるのは嬉しいかも。


うちでは古本で儲けたいとは思わないのであまり気にしていません。ただ、きれいな書籍をゴミにするのが忍びない程度でしょうか。 

 

通常テキストもまんまとっておけば売れるのだとは知っていましたが、それより何より息子にとって余分なページはわかりにくいのもあり、テキストのかさを減らしたいのもありで、潔く捨てまくっていましたね。

ところで時々サピックスでは副教材の購入を促すお便りをもらってきていました。

 

買わなかった副教材

我が家は5年生の10月入塾でした。
それまでに必要で購入されたり授業で使われたというものもあるかもしれませんが、ご了承ください。
書店リンクがあるものは一般販売あり、校舎販売のものもあります。

 

国語の要

国語力をつけるためのもののようですが、これ買ったほうがいいの?と思ってなんとなく買わないうちに、塾での使用がなかったため、買わずじまい。いいものなのかどうかさえわかりませんでした。

それまで四谷大塚の進学くらぶをやっていたので、予習シリーズ国語の後ろのほうについている慣用句やことわざのページは切り取って、ラミネートをして風呂場に常備していました。

概ねそれで覚えていました。ほかにも追加した問題集があるのでのちほど。

 

白地図トレーニング帳

ほかにすでに白地図問題集を持っていたので買いませんでした。ただ、地理をやるにはこのような白地図問題集は必ずとりかかったほうがいいので、サピックスのテキストよりはこういったまとめて見なおせる問題集があったほうがいいと思っています。

 

買ったけどとりかかれなかった問題集

新小学問題集(理科/社会)

それぞれ確か三冊くらいのセットでボリュームはかなりありますし、文字もちっさくて、小学生向けには見えない難しそうなかんじ。

 

通常のテキストを回すのも苦労していた我が家ではほとんど活躍しませんでした。

結構したと思うので心苦しいので売りました。

BASIC(ベイシック)

算数の教材ですが、大変基礎的なところをわかりやすく説明しながらレベル別となっている問題集です。

お便りを持ってきたので、子どもに買わせてみたら、息子には簡単すぎて結局使わずじまいでした。一応みて買ったほうがいいですね。

これは友達の弟にあげました。書き込み式で基礎の基礎からやるのにはいい教材かと思います。うちでは基礎力トレーニングさえやり残していたので、やる余裕は全くなしでもありました。

年表トレーニング帳

こちらも歴史大好きな息子にはレベルが合いませんでした。

歴史授業に入る前からとりかかるなどの予習用などには向いているかもしれません。

書き込み式です。

これらは授業で必要なのかそうでないのかがよくわからないまま購入してしまいました。別に「必携です」という問題集もあるので、その辺は問い合わせたほうが無駄がないですね。

なんかそういうところ面倒臭くて失敗していました。

 

 結構ありますね。

 

独自に取り組んでいた問題集

以前に触れているものもあります。

こちらも参照ください。主に書籍です。 

vt-maguna.hatenablog.com

 

語彙力アップ1300

 

大人だったら普段触れる機会もあるけれども、子どもは知る機会が少ないようなことばの数々が学べます。簡単なリストですが、とりあえず「聞いたことがある」というレベルにすることで、長文で出てきたときなどにすんなり読み進められるのではないでしょうか。うちでは毎日2p取り組んでいました。

 

国語が苦手な子にはぜひとりかかってほしいおすすめの本です。
息子は比較的得意でしたが、入試問題と向き合うときにはやはりきちんと論理的に理解することで、記述の助けとなりました。

 

 

 サピックスの通常テキスト管理はこちら。

vt-maguna.hatenablog.com

 

上で使っていたボックスは、受験が終わりテキスト管理から引退して、クローゼットの整理にぴったりでした!

こまごましたカメラやゲーム類など形がバラバラのものを雑然と入れていたのですが、かなりすっきりしました!

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ちょっとラベルがアレですけど。

 

親子で頑張ったねという証拠である受験グッズですが、あまりの膨大な量に一刻も早く処分したいものですね。

 

おまけ

サピックス以外の方がサピックスのテキストを欲しいというのは納得です。
でも、なかには、サピックスに通っているのに、予習用としてまだもらっていないテキストを購入し、先取りするという方もいるという話を聞いたことがあります。

サピックスは復習主義ですから、塾の方針と合っていないですし、そこまでしてその場の点数をあげるよりはきっちり自分が配布されたテキストを終えることの方が大事かと思います。

塾でいい点、いいクラスに入ることが目的ではなく、受験までに必要な力をつけることなので。

逆に予習していたからこその優位が仮にあるとすれば、それでたまたまよかった成績を自分の本当の力と勘違いしてしまうことは、受験勉強にとっては逆効果とも言えると思うのです。

なかには理解がゆっくりで予習が向いているお子さんもいらっしゃるでしょう。そういう子には予習でやっていく塾の方が合っていると思います。

 

そういえば「20回も過去問を繰り返しやったという方がいましたが、なんの意味もないですよー。」

とはサピックスの先生もおっしゃっていました。
私はただただそんなにできる余裕があるなんてとかたまっていましたが。

 

直前まで終えきらないうちもどうかと思うけど。それぐらいテキストをきちんとこなすことだけでいっぱいいっぱい(うちでは)のサピックスですから、よほど気に入ったもの以外副教材はいらないと思うのですよね。

 

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子育て…なかなかどうにもならないことも多いですね

中高生 親として

ここ10日程度の記事内容について、コメントなどもいただきありがとうございました。自分自身もいろいろと思うこともありました。

 

前回記事などは恥ずかしいので早く更新してしまいたいというのが本音でした。
なぜなら多くの方は、「やりすぎじゃない?」と思われるのかな、と考えるから。

 

私自身が自分が構われるのはあまり好まず、だからこそ、「言われたくないからやる」というスタンスがありました。

でも、息子にはその手の論法は一切通じませんでした。

「言われたらいや、でも言われなかったら全然やらない」

そこを息子もどこかでわかっているようで、放っておいてくれとは言いません。

言われなかったら全然やらない、というのは正しくないかもしれません。本人はやった方がいいとは思っているけれども、うまく自分をコントロールできない、つまり「できない」。

 

それはもう息子の特性なのだ、と思うようになりました。
(それでもいまだに完全には息子のことを理解できていないので、腹が立ってしまうのです)

 

例えば学校の先生が、「朝は自分で起きるようにしてください」という。

でも、実際起こさないでいたら、起きられない息子はほぼ毎日遅刻です。
ガンガン目覚ましのベルがなるなか熟睡しています。毎晩早く寝るように言ってもなかなかできずに床で寝てしまったりして大変面倒です(よっぱらいのお父さん?)。

自立のためには一般的には望まれる先生の言葉ですが、自立を促すことでできるようになるかといえばどんなに言ってもできない子がいる、ということを知りました。

 

以前に書いた皮膚科の薬服用ですが、未だに自分ではまともにできません。少しでも本人に任せると必ず飲みません。

それでも毎日話しています。なぜ薬をきちんと飲むことが必要かの説明は小学生に説明するように噛み砕いて話しました。

また、「薬に効果がないと思うなら、たまにしか飲まないのは効果がないからもうもらってこないようにするか」と聞くと、飲むといって聞きません。

 

一番身近な我が子ながら、何を考えているのかわからないのです。

やはりこれは性格とか意欲という問題ではないのだな、と思うのです。

 

「自分の子のよう」と思う方もいらっしゃるでしょうが、多くのそう困難のないお子さんを育ててきた方には、「この子大丈夫?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

まさに私がそうで、その偏りのために、いかに社会に出て彼なりの価値が出せるようになるか、ということを根気よく教えていかなくては、と思っています。

 

薬は相変わらずですが、鍵を玄関の箱に入れるということは比較的スムーズにできるようになりました。家に人がいても必ず施錠して出るようにさせて、鍵を忘れることはなくなりました。

 

「もうこの子には無理じゃない?」と思われるかもしれませんが、改善の余地は少しずつでもあると思っています。

 

親としては、話はしたし、因果関係もわかっているだろうからあとは自己責任だ、と突き放すにはまだ早いかな、と思っています。

突き放したところでやらなかった(できなかった)ということを、このブログを書き始めてから半年くらい我慢して試しました。

 

息子の態度も実はこの半年があって少し変わっています。
はじめにしばらく放っておこうと思ったきっかけは、こちらの話に耳を塞いだからですが、最近はそういうことはなくなりました。
自分が実際全然できていなかったこと、成績もそれに伴い落ちてきたことが客観的事実としてあるので。

 

どこかで自分でもこのままではいかんという思いがあるようです。

 

多くの、息子のような困難を抱えていないお子さんの子育てにしては、関わりすぎ、干渉しすぎと思われるかもしれません。それで、下記のように言われたりもします。

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

私も息子がそれなりにどうにかできる子なら、むしろ細かいことは気にしなかったでしょう。
どこまでやるかはその子によって適度な加減が違うでしょう。

どうしようもないなぁと思いつつ、少しずつ変わっていくことを願ってやっていくしかないと思います。

 

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六義園の梅です。六義園についてはもう一つのブログで。

 

昨年、テレビ番組で、東大に三人息子を入れた佐藤ママの教育法について取り上げていて、タレントたちがよってたかってその極端な部分を否定していました。

「もっと遊ばせなきゃかわいそう」

「手伝いをやらせなきゃろくな大人にならない」

「受験生が交際禁止とかありえない」

私は佐藤ママ派というわけでもなく、本も読んでいません。
なかには参考になることもあるけれど、そこまでしなくてもとも。だけれど批判する気にはなりません。

 

こと勉強のためだと叩かれがちですが、アスリートの生活なんてもっともっと偏っている。教育的にどうとかいいだしたらきりがない。友達と遊ぶ時間もなく、四六時中家族を巻き込んで家庭崩壊するなんてことも聞いたり。

 

なにもかもバランス良く、適度に遊んで適度に手伝わせて、適度に勉強させて…。そうすればその子の特性にもよりますがそれなりにバランス良く育つとは思います。

それはそれでいいと思うし、だけれどなにかで突出させたければそれではダメでしょうし、佐藤ママやアスリート、子役、芸術家の親というのはそこを覚悟を持ってやっているのだと思います。

 

一方私は、超一流を目指しているわけでもなんでもなく、息子の足りない部分をできる限りどうにかしたいと思っています。 

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

 中高一貫校に入って気がついたのは、親御さんが大変子どもの課題などについて詳しいことでした。

多くの方が「今何のレポートをやっているらしい」と言ったことを知っています。

中学受験をする子の親って結局こうなんだなぁ、と思っています。

中学受験が親の受験と言われるのも納得で、親がどう導いていくかで勉強に限らずその子ができあがっていく。もちろんそこで親の無理強いやレール敷きをすれば良いとは思いません。だからこそ、親は本人の特性などをよく見極め、本人ともたくさん話をすべきとも思うのです。

 

もう一つ最近感じたことは、時々書いていますが、大人の目線で子どもと同じ土俵にたってしまいがちということ。

自分の中高時代を思い出すと、改めて子どもだったな、と思うのです。
それをよく考えず、大人になってたくさん経験した自分というのを差し引いて、こんなことくらい言わなくてもわかるだろう、と思ってしまいがち。
夫もよく息子の態度を怒るのですが、いやいや、あなたのこの頃って勉強なんてしていなかったんじゃないの? 私は深夜放送見まくって学校で寝ていたし、それ考えたらだいぶマシだよね、あのくらいの子どもなんて驚くほどバカだよ、と話したりします。

 

もちろんなかには中学生くらいから環境や本人の特性として大人びてしっかりしている子もいますが、息子は一般的にも幼稚な方。

実際夏休みに家族が中学受験生の子を置いて旅行したという話を聞いて仰天したことも。自分でご飯作って勉強もしていたそうな。

 

なまじっか読書家で弁が立ったりするので、話が通じるだろうと勘違いしがちですが、実は驚くほど幼稚で甘ったれです。

 

毎朝毎朝、時間もないのにソファでぼおーっとして(体調もあるので半分は仕方ないのですが)、ギリギリにバタバタと出て行く息子。いくら急げと言ったところで動きません。
今日は弁当の手提げに薬の袋ごと入れておきました。朝は絶対飲めないどころか食事も取れないのでパンを入れておきます。1時間目終了から食べているようです。

昨日は早めにできていたので食事を出しておいたらのんびり食べて遅刻です。
当然「もう食べるのやめなさい」と言っても「はいはい」と返事だけで聞かず。

朝ごはん食べる子はきちんと育つなんて言われても……です。

 

今回の仕事の件もあまりにも…なんですが、もともと息子の仕事でなかったこと、理由はあれど直前でぶっちぎった子(この子も子どもですね)、いろいろ考えての判断でした。でも恥ずかしいから同じ学校の保護者には言えません。

 

悪戦苦闘の毎日です。幼児の頃はもう少し育てやすかったのだけどなぁ。

 

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

 

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放置できずに巻き込まれ…予想外のことが

親として 中高生

お久しぶりです。
なんだか最近我が家の悩みネタが続いて、本当に私の悩めるブログとなりつつありますね。

 

この数日、下記記事に書いた息子の活動での全く無茶な仕事引き受けに対応すべく寝る間もなくなっていました。

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

予想以上に事態は深刻で、一度このときに中途のものを提出したのだけれど、結局まだまだ不備が多すぎてとてもじゃないけど正式に入稿できなかった。

 

もう、前記事のレポートのように出すか出さないかは個人の問題ではないので、放置するかどうかじゃなくてとにかく期日までにどうにかしなきゃー!でした。

 

もともとはこの作業は息子がやる予定ではなく、友達が一人でやると聞いていて大変そうとは思っていたのですが、急にやっぱりソフトが使えないから無理! と何もできていない状態で抜けてしまったのです。え!今?

 

100p超えなのにまだ揃っていない原稿もあるという信じられない状況で。
結局ほぼ二日寝ずでした…。大きな仕事なくてよかった。

 

そして最終日前夜は帰ってきた夫にまで校正を頼み、朝出勤前にもう一度私の修正を確認してもらい。

息子は二日寝ずのうえ、学校に行くので私のように短い昼寝もできずにいたので、最終日前夜は3時間くらい寝落ちしていました。

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どうにかこうにか作業が終了。学校にいる息子宛てに入稿データを送ることでどうにか間に合わせました。
私は夕方まで対応におわれ、そのあと寝るよ、と言って夕方から寝ました。
二日徹夜はこの歳ではめちゃくちゃ答えます。途中でめまいがしたり、一作業ごとに横にならないとたまらなくつらかったり。

 

息子が帰ってきて、

「夕飯どうする?」

というので、

「ごめん悪いけど無理だから、なにか弁当でも買ってきて。」

と話したら、

「なにか材料があるなら作るよ。」

と聞いたこともないセリフを吐きました!

 

私の仕事が忙しいときなど、弁当を買ってくることはありましたが、普段ほとんど調理を手伝わないどころか、決まりにした夕飯後の片付けも毎晩ぶっちぎったのでクビにしたくらいで、全ての家事を手伝わない息子が頼んでもないのに夕飯を作るとは奇跡!!

 

でも結局かんたんな野菜炒めなどを作ってくれましたがやたら時間かかって、寝ながらお腹ぐーぐーだったんですけどね。
そして出来上がりは火が通り過ぎて味が薄い代物でしたが。

途中で帰るコールをしてきた夫にも夕食のことを伝えました。(残念ながら夫は遅いので外食。)

それから夫が帰ってくると、息子の第一声が

「今朝はありがとうございました。」

でした。(私は寝室にいて聞こえただけ)

それで、夫も機嫌がよかった様子。

最近夫は息子の態度に業を煮やしていたようで割と息子に冷たかったのですが、
私が説教をしたあとなどに、

「(反省したことを)パパに報告しなさい。」

と言うようにしていました。

いつもは俺様の息子もそういうときだけなぜか敬語になるのです。

 

今回も息子から頼んでいたらやってくれなかったかもしれない(し、息子は頼む気は無かったと思います)のですが、私がどうしても間に合わなそうと、さりげなく頼んだら、しょうがないなぁという感じでやってくれました。

 

それで、夫の会社で下請け会社の人が抱えていた仕事をきちんとやらずに納期になったらまともにできておらず、その会社の人たち全員泊まり込みで仕事をして、そのあとはその会社全員出入り禁止になったことあったよね、なんて話をしたりして、できないときはこうやって総動員でやるしかないのだと話しました。

 

息子は今後のために勉強会を開くと話しています。

 

そういえば、息子に比べたら親から放置されていた私。

進研ゼミなんかもお金だけ出してくれて進行状況にはタッチされなかったので、全く進められずに課題は引き出しの奥に白紙でたまっていました。
高校へ入って中学時代遊びまくっていたことを大いに後悔する。

 

でも、一度中学の夏休みの宿題で家庭科で絵本を作るという課題があり、なぜかそれが終わらずにいたときに、母とたまたま泊まりに来ていた叔父に手伝ってもらったことがあります。3人でテーブルで黙々と、私が描いた絵の原稿を本に載っていたきちんとしたハードカバーの製本法にのっとって製本をしてとても立派な装丁になりました。

表紙は私が叔父の描いたタイトル文字の下書きに色を塗って出したので、見ると自分の字じゃないのですが、とても大事なものとなって、今でも手元にとってあります。
また、そんな製本ができたこともちょっといい体験だったと思っています。

実際その絵本を学校に持っていくと、他の子はノートに鉛筆書きや薄い紙にホチキスでとめたものなんかがあって、あそこまできちんと作った本はありませんでした。

それでも、なぜかそのときの記憶はとても鮮明に覚えていて、なんか嬉しかったのを覚えています。割と記憶ない方なんですけどね。

 

私が息子を手伝えるのはこの記憶があるからかもしれない、なんて懐かしく思いました。

 

そういえば、ドラマ「下剋上受験」、楽しく親子で拝見しています(息子が見られる日に見るので遅れがち)。

お父さんが自分の時間を削って勉強をしていることを子どもが大事に思っていて、お父さんをかばうシーンに涙がでました。

 

いつか今日のこともいい思い出となってくれたらいいなぁ。
しかし身に堪えるので、今度からこうすべしという注意書きは渡して話もしました。もうやりたくなーい。

 

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放置して失敗か、やることを教えるのか

中高生 親として

過去記事の件で忙しく、レポート課題が進んでいなかった息子。

↓これのせいで勉強がおろそかに 

vt-maguna.hatenablog.com

 

学校の入試休みに1日かけて仕上げる、次の休みは遊びに行くと言っていました。

だいたいこの手のまとめるものは要領よく短時間でまとめるのが難しい息子。
本当にできるのかと思いましたが任せました。
その次の日提出ですから、仕上がっていないなら遊びに行くなと言いました。

 

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