まだ子どもが小学生の頃に熊本を訪れました。
熊本地震では、実況映像で熊本城から土煙が上がっている様子に不安に思った通り、いまあの美しい武者返しの石垣も一部崩れてしまい、復元には大変な手間がかかるようです。
訪れた時の熊本城。この頃はビデオ撮影ばかりしていたので、こんな小さな写真しかありません。
楽しかったこの頃…。なぜ水戸黄門かはわかりません。いろいろ着れました。
お城の入り口にもお兄さんが甲冑を着て立っていらして、それはどの武将の甲冑ですかと聞いたら、
「カタログでいいと思ったのを選んだので…誰というわけでは…。」などと困っていらっしゃいました。
ところでこの時も熊本城では一口城主という寄付制度をしていました。
城に詳しいわけではないのですが、以前城の修復や保存の番組を見た時に、綺麗な状態を保つことに想像以上に手間や技術が必要だと知りました。
それがたいへんだからこそ、多くのお城はいま姿を消しているのでしょう。
古い記事ですが。こんなことをしていて、まあおそらく熊本をまた訪れることがあるかどうかわからないので、他の施設の優待などはなくとも興味を持ってはいたのですが…。
改めて古い写真を見つけて懐かしいと同時に復興について気になったところ、現在は「復興城主」という形で寄付を募っているそうです。ちょっと城主になってみようかな。
ちなみに最近NHKスペシャルで、この武者返しの石垣の積み方のすごさについてやっていて、改めて驚愕。
明治時代の修復箇所の被害が目立つ一方、築城当初の石垣がほとんど地震に耐えていたというのです。
忍者をも受け付けないあの石垣のカーブは緻密で複雑な計算式でできあがるものだと聞いて感動しました。
城の保存は大変な手間と費用がかかるうえ、復興まで観光収入なども入ってこないため、財政的に厳しいことだと思います。
ご興味のある方はぜひ。
Up!