悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

子育て終了した友達のつぶやき

近所に住む中学の時の友達A。子どもは2人とも成人して、とりあえずは子育て卒業。

まだまだ結婚するのかとか気をもむところはありつつ、一人は地方住まいだし、シングルの彼女はもう一人の娘と二人で暮らしている。

その娘も交際相手はいないが、今仲良く親子で出かけることもあまりないそう。

子育てが終わって、無趣味の友達は、毎日正社員で働くのがしんどいというが、一方でやることもなくて暇という。

まだ子育て中の私に、

あまり早く子供産んでもねー。老後が早く来る感じなのよね〜。

どうせ時間があるなら若い時にもっと遊べばよかった!

と呟いた。

 

 

私は彼女の三年後に結婚し、さらに五年後に出産した。彼女は結婚の翌年に出産していて上の子はうちの息子と七つ違う。
子どもは二人とも高卒で働いているから余計に自立が早いのだろう。
上の子とは飛行機の距離になってしまった。

私は東京住まいだが、東京の人は出産が遅いことが多い。
友達とは七年差があるが、母親集団の中で私は若くも高齢でもない。

確かに結婚して五年DINKSで働いていた時は、若者の延長で遊んでいた。
Aが東京から遠く離れた田舎の夫の実家に完全同居して子育てしている頃。

この五年はわりと意識して決めていた。二人産むなら、そろそろかと。でも色々あって二人目は産まずに思ったより早く子育てが終わることになった。

とはいえ、男の子だから、友達のところほど早く子育てを終わったとは感じないかもしれない。

一方一つ下の妹は、私の五年後に結婚し、その二年後に出産したが、三人産んだので、まだ下の子は小学校へ入ったばかり。

私は私でだいぶ子育てから自分の生活へシフトしつつあるので、まだ小学校という話を聞くとまだまだ続くのかと感じる。

 

早く産んで早く第二の人生が来た方がいいかどうかは人それぞれだと思う。
子どもが自立した後にライフワークを見つけたり、新しいパートナーを得たりしてまさに二度人生を生きているような人もいたりして面白い。

出産には年齢制限があるから、あまり無頓着に年をとるべきとも思わない。特に肉体的に負担もかかることだし、経済的に定年しても子どもが成人していないというのもきついケースもあるかもしれない。
一方ただ若い方が見た目がいい、子どもが喜ぶといった安易な考えでの若い親になることがいいとも思わない。

母は私より五歳若くして出産したが、あなたたちは落ち着いて子育てしていていいねという。自分の時はそんなに余裕がなかったと。確かに毎週末遊び歩いている父に不満たらたらだったなぁ。

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面白いことに、早く子育てが終わったAは、子どもの保護者の中ではいつも若いママだったので、若づくりだ。娘とお揃いの格好をしたりする。

そのくせ、近所に勤めていて、仕事以外出不精なので、運動不足で体が痛いと年寄りくさいことを言う。

もう一人共通の友達Bがいるが、彼女は私より少し結婚も出産も遅くて、下の子はまだ小学生だ。

でも体を使って保育士をしていて、好奇心も旺盛で、いろいろやっていてなんだか若々しい。保育士だけあって、服装はカジュアルだが、Aの格好を見て時々「すごいねぇ。」なんてつぶやく。

Bは若い頃写真を撮るのが好きだったので、子育てが落ち着いたら、一緒に撮影旅行に行く約束をしたが、Aは興味がなさそうだ。

正社員なので、フルタイム勤務が疲れる。パートくらいがいいけど、(シングルだから)無理だし。何もやる気がなくってつまんない。刺激がないからボケそうとか言う。

それで新しいパートナーでも探せと言うのだが、腰が重い。

彼女だって、第二の人生を謳歌できるのだ。40代なら、まだまだ贅沢を言わなければ、新たな人生も開けるのだろうけど。

私が今のAのような立場になるのはあと十年後くらいだろうか。その頃夫やそれぞれの親などがどうなっているかわからない。
そういえばAが結婚した元夫の母親はその時40代だった。
それでもその元夫の父親は長いこと病床に臥している。若いから元気とも限らない。

ところで、Aの職場には、40目前にして婚活をしている女性がいるのだが、背が高くない人は受け付けないと言い続けているらしく、その人が結婚できる気がしない。

 

アラフォー(アラフィフ?)もそれぞれだ。