悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

AIと共生する社会についてもっと考えないと

AIの進化には目を見張るものがありますね。

そろそろ息子の進路を決めるにあたって、社会がどうなっていき、どんな仕事ができるのかをかんがえていかなくてはならないと思っています。技術系や資格系を考えるのなら、職業に直結するので。

 

家庭内でも時々何をやりたい、何ができそうかと話をします。

その時に切って離せないのが、これからの社会の変化。

AIは確実に仕事を変化させていきます。

頑張って資格をとったところで、職にあぶれるというのは起こり得ると思っています。

 

クローズアップ現代でベーシックインカムについてやっていました。

www.nhk.or.jp

 

ベーシックインカムとは、最低限生きていくのに必要な現金を一律に給付すること。

その財源とか是非とかにも興味がありますが、とりあえず、番組を見て感じたことは、

「もうAIに仕事を奪われる社会になりつつあるのだな」ということ。

 

 

日本でこの仕組みを取り入れ、仮に一人に7万円支給したら、100兆円必要。

財源は、所得税課税20%アップや社会補償費一部カットから捻出すると考えられる。

しかし、税金が上がるのは困る、と目先のことだけ考えてもいられないと思いました。

 

実際近年消える職業について話題となっています。

gendai.ismedia.jp

jinjibu.jp

 

ハワイ州では、観光が大きな収入源となっています。その多くがAIに奪われることを懸念して、ベーシックインカム導入に向けた法律がアメリカで初めて成立したそう。

「予想より早く雇用の収縮がおこる心配がある。雇用が維持できなくなる前に解決策を見いだすことが必要」と、ハワイ州議会議員。

 

facebookやテスラのリーダーもベーシックインカムを推進しています。
仕事をしなくなったとき、誰もが新しいことに挑戦できる、と言い、AI化も思う存分進められる。

 

仕事をやる気がなくなるのか、なくならないのか

それは人によっても違うでしょう。

最低限暮らしていければ、もう仕事もしないでのんびりする。

または、新しいことにチャレンジしてみる。

 

でも、実際仕事につけない、というか、仕事をしないのが当たり前の世界になったら?

どうやって生きるためのお金を得るのかはやはり考えなくてはいけないこと。

 

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余談ですが、私が一人で生計を立てていたら、多分私は自分の技術を高めるために学ぶこともできなかったし、子どもの環境も今と違っていたでしょう。

生きるのに精一杯で、自分をバージョンアップすることはできず、だから付加価値のない仕事をしていたと思います。

一時、もう少し世帯の収入を増やしたいと思いましたが、それで、簡単なオペレーション作業を請け負えば、やりたいと思っている勉強を進めることができません。

そして今までも、子育てをするために会社をやめて以来、ずっと勉強してきた技術で今は仕事をしています。

もし元の事務所に戻って子育てと両立していたら、それで精一杯で、おそらくそれまでの会社でやっていた技術に頼ってやっていくだけだったと思いますが、実はそちらの技術はもう縮小傾向で、今私が請け負う仕事のうち、もともとやっていた仕事は1割に満たなくなっています。

実際、自分が勤めていた10年の間にも職場周りの環境はすでにガラリと変わっていました。
あの頃一緒に仕事をしていた人たちはどうなったのだろうか。会社がなくなったり、仕事そのものが存在しなくなった人もいます。

 

実際母もその昔技術職でしたが、新しいテクノロジーに淘汰されてなくなってしまいました。
それからは普通のパート主婦です。

 

これは、もちろん夫の収入で生活の大部分を補ってもらっているからできることですが、生きるためにとりあえず働くか、働かないことで増えた時間で勉強しながら自分の単価をあげていくかというのはわりと身近な話題でした。単価が上がった分、子育てに時間を割けたとも言えます。

 

実際夫とコラボしてあることをしたいねとは前から話していますが、夫が生計を立てるために働いてくれることに時間を取られていて、なかなか実現しません。

 

ベーシックインカムの仕組みが取り入れられるというのは、そういう新しい何かを生み出す力にもなるのでしょう。

 

そして、子どもがそんな社会でどんな立ち位置にいるか。想像して見なくては、と思いました。

ところで、AIを知るのに面白い番組をやっています。

 

www.nhk.or.jp

 

12回シリーズだそうなので、AIについてさらっと、でもそれなりに知ることができて面白いです。

 

それにしても進路には悩みますね。少なくとも、自分の時と同じには考えられないということでしょう。

 

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