悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

生きてくれているだけでいい〜どんなあなたも受け入れる

テレビで中学生の自殺報道を見ました。
子どもの親として、他人事とは思えず心が痛みます。

親は子の異変に気づかなかったのか?? 何かできなかったのか!

そういう意見も多いかと思いますが、きっと思春期の子どもは親には教えてくれない子が多いでしょう。
親を大切に思っているからこそ、というのもあるのかもしれませんし、親にはわかってもらえない、努力しなさいと一蹴されると思っているのかもしれません。

私はこういう報道を息子と一緒に見るたびに言うことがあります。

「学校なんて嫌なら行かなくていいんだからね、それだけは覚えておいて。」

言ってくれない、こちらが察することができないこと前提で、予防線をはるならこれくらいしかできない。

子どもって思うよりずっと真面目です。日常は「宿題」「登校時間」「部活」なんでも「きちんとやらなきゃならない」と言われ続けてその価値観の中で生きている。

きちんとした自分じゃないと、親に申し訳ない、と思う子は意外と多いのでは?

親自身も、きちんとした子どもに安心して、頭ごなしに叱り過ぎていないか、そうすると、親の根底には「真面目でなくてもいいから、生きていてほしい」という気持ちがあっても、子どもに伝わっていないかもしれない。

ウチだって言っちゃってます。
「なんのために受験したんだ! そんなんならやめてしまえ!」なんて。

だから、ニュースを見たときにはたびたび話しています。自戒を込めて。

 

 

きのうはこんなパレードがあったというニュースも見ました。

tokyorainbowpride.com

このところ、LGBTという言葉はかなり浸透してきて、以前よりずっとセクシュアル・マイノリティーの方への理解は広がりつつあるようですが、きっと当事者の方にはまだまだ問題はあるのでしょうね。

このパレードを報じるニュースでも、母親へのカミングアウトをした男性がインタビューを受けていました。親へのカミングアウトが最大の問題のひとつと考えられているような気がします。

一番身近な人に自分の最も大事なアイデンティティーを理解されていないことは孤独なのではないか、と想像されます。

息子は幼いのかまだ女の子に興味がないようです(まぁ親から見てですが)。
すでに毎日髭剃ってすね毛もボーボーなのに。
小さい頃からテレビで注目するのは男性ばかり。そして現在男子校。
実はちらほら同性愛の子がいると噂も聞きます。
確かにきのうもテレビでひとクラス40人中2、3人はLGBTの方がいる、と報じていました。
実は私の友達の子にもいます。
友達は「あ〜ん、孫の顔が見れないわ〜」なんて冗談言っていますが。

以前LGBTの方たちのことをテレビで息子と見ていたときに話をしました。
「(親へカミングアウトしていない人が多いと聞いて)あなたがもしそうだったら、はなしをしてね。なんでも受け入れられるから。」

息子は「たぶん違うと思うよ」とは言っていましたが。

たとえ同性だったとしても、誰かを好きになれること、誰かと心を通わせて人生を歩めることは素晴らしいことですよね。



こんなにえらそ〜に書いてますけど、LGBTはともかく、いろいろときちんとしていない息子にはガミガミガミガミ言ってしまっているズボラ母ですが。

ただいま、勉強以外にもうるさく言うこと自制中。
今日も以前約束した時間より20分も遅れて家を出ていました。(遅刻じゃないの?)
以前は出る時間を1分ごとにカウントダウンをして朝から怒鳴っていましたが、いまは言いたくなってしまうので極力注目しないようにしています(でも時計は見ちゃってる)。

やってほしくないことは叱るのではなく無視をする。
ってADHDアレントトレーニングで書いてあったような。
いつまで続けられることやら。

 

まだまだ真の怒りからの解放はありません。座禅でも組もうかな。

 

にほんブログ村 子育てブログ 育児の悩み・愚痴へ
にほんブログ村