悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

若いってまだ未熟なのだ

若いといろいろできないわけ

上から目線タイトルのようですみません。
今の私もまだまだ人生途上ですが、改めて振り返って、
こんな自分でも少しは成長しているのだな、と感じたので。

 

「人生デザインU29」という番組で、仕事と向き合う若者について取り上げています。

www4.nhk.or.jp

 

先日「マルチワーカー」という言葉に惹かれて初めて見たのですが、プロフェッショナルなどの成し遂げた大人ではなく、ごく普通の若者の悪戦苦闘ぶりが描かれていて、思うところはいろいろありました。
次の「女子プロレス団体トレーナー」の回も途中から見ました。

 

地域のいろいろな手の足りない仕事を請け負うマルチワーカーの若者が、そういった立場での意見を求められても何も言えなかったり、何かアイデアを出してと言われてひとつ出したものが対象者がずれている、ということで一蹴されてしまったり。

女子プロトレーナーの人は、思うように言葉が出ず、トレーナーとして適切な動きが取れなかったり。

 

見ていてもどかしい。マルチワーカー、このままじゃ便利屋で終わってしまいそう。
自分だったら、それぞれの仕事を結びつけコラボレートするような提案をしてみたい、新しい企画は10個くらい持っていけば、と思ってしまいましたし、トレーナーがなぜあんなに動けないかと思ってしまう。

 

でも、若いってそういうことなのか、と思いました。
自分の仕事に自信がない。経験も少ない。だからいろいろ提案できない。
自分の今の土台だって、仕事を続けて積み上げてきたものなのだろうな、と。 

立ち返って、まだ十代の息子に自分の価値観で過小評価し、厳しい物言いばかりするのは筋違いなのだろうな、とも。

若いと今いる場所のありがたみを知らない

先日カメラを買いました。
本格的撮影というよりは、動画を撮ったり、町歩きなどで素材を集めてムービーにするためのものであること、常に持ち歩ける軽さでとりあえず適度な価格で性能もそれなりというもの、家にあったデジタル一眼レフが壊れたので、家族使用としても持ち歩きやすいものを見繕って、panasonicのlumixのミラーレス一眼を購入。
ちょうどビックカメラで写真家の方がlumixの紹介をするイベントが合ったので行ってきました。

講座は大変有用でした。わざわざ30分ほど電車に乗ってきた甲斐はありました。

開催前に見積もりを店員の方に伺っていたところ、

講師の方が、「何買うの?」「良いカメラですよ!」「セッティングしてあげる!」と、イベント終了後に初期セッティングをしてくれて、おすすめのレンズフィルターなども「これに限る」と教えてもらいました。

まだほとんど撮りに行けていないので、次の週末あたりから楽しみたいと思います。

 

学生の頃、大学とのダブルスクールで夜間の学校に通っていた時に、数回写真撮影の授業をうけたことがあります。
その頃フィルムの一眼レフカメラを持って、モノクロフィルムなど気取って撮りにいったけれども、結局それきりになっていました。

自分のメインの仕事に関する勉強だとか、その他のことに関心がいき、興味なくもないけれども当時は特にフィルムも買わなくてはいけないので、お金がかかるしと遠ざかっていました。

 

その後個人事務所に10年勤めていましたが、そこに写真家のおじさんが間借りしていました。その方はその頃すでにベテランで、旅行写真家として活躍していました。
時々写真展を訪れたり、普段は留守の時の電話取次ぎ程度しかしていませんでしたが。
一度仕事が辛くてその方に辞めたい旨を相談したところ、飲みに連れて行ってもらったくらいしか接点がありませんでした。

 

でも、取材旅行で何ヶ月もいないとき以外はほぼ毎日会っていたわけですから、その頃写真の勉強をしておけば、多少の相談くらいはできたのかなー。事務所に暗室もあったしなぁ。
ビックカメラでの講師の先生が、教えたくてたまらない感じを見て思い出しました。

 

今だったら、そういう環境を活用するだろうな、と思うのですが、そんな気が回らないのが若さ、未熟さなのかな。そのまま学ぶことをせずに大人になってしまう人もいるのですけどね。

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一方、息子は夫がプログラミングを教えてやるよ、と言ってもなかなか時間をつくらず。反面学校の先生を捕まえては、学校の勉強以外のしぶい質問などをしているようで、それはそれでうまく環境を活用している面もあったりして。

 

意外と周りに自分を成長させてくれるものはあるのかもしれない。それに気づいてうまくやっていく人は成長するのかも。

 

U29をこれからも見てみたいな、と思ったのは、息子がこれから選ばなくてはいけない職業に関する理解を深めたいからでもありますが、等身大の若者に触れるのって、意外と学ぶものがあるなあという感想です。

 

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