起立性調節障害の治療経験もある息子。
未だに自分で起きることはほぼ不可能です。
小学校入学を期にロフトベッドを買ったのですが、後悔しています。
ロフトベッドは狭い子ども部屋を有効に使えるかなというのと、楽しそうというので購入しました。
ところが、さっと起きてこられないので、寝起きに目をこすりながらズルズルと這ってリビングへやってくる、ということができません。
どうしてもきちんと起きてはしごを降りてくるという面でハードルがあがります。
しかも息子はよく突然リビングで寝込んでしまうことも。これもどうにも覚醒させない限りベッドに運ぶことはできません。
しばらく使うつもりで奮発したけれど、やはり買い換えたくなっています。
数年前に引越しをしていて、当初の部屋とは配置も代わり、いまは出窓があるので、どちらかというと普通のベッドの方が使い勝手がいいのです。
家具購入の思わぬ落とし穴
このベッドについてはいわくつきです。
ベッド自体は壊れたら怖いと思って、安全性を気にして、有名な家具メーカーのそれなりにするものにしました。
引っ越す前の部屋では中途半端な凹みがありました。ベッドを部屋の短辺に沿って縦に置ける感じでしたが、その凹みだけ隙間があいてしまう。
そこで、隙間家具で数センチ単位で注文できるものを選んで隙間全体を本棚化しました。
ベッドの上でも下でも棚が使えて便利でしたが…。
初めの頃はそれでも私たちと一緒に添い寝していた息子が、そこで寝るようになってすこしして、息子の顔、とくにまぶたあたりが赤くなり、かゆがるようになりました。
遊びに来た友達が、ベッドの上に行ったあと一時的に目が腫れるアレルギー症状になりました。(もともとアレルギー持ちの子でしたが)
目がかゆいという子もいました。
それで、これはベッドか棚のどちらかが原因かもと思うように。ベッド下の机で勉強していても症状は一切出なかったので、私はたぶん棚が怪しいと思っていました。
ベッドで寝るときは棚のすぐ脇に横になり、机に座ると棚からは机の奥行き分離れるので。友達が症状を出したのもベッドの上にあがったときだけでした。
ただ、どちらも作りつけているもので、ベッドを解体しない限りその二つを離してどちらが原因かを解明することが難しいのです。
簡単なシックハウス診断キットも試してみましたが、あまり反応が出ませんでした。
それでしばらく息子は私たちと一緒の部屋で寝ていました。
部屋で着替えたりするくらいでは症状が出なかったので。
ベッドを解体したところで別室に置き場もないので、すぐに実施もできないし、診断士の方にきてもらうにもなぁと思っていたところへたまたま引越しの話がやってきました。
とりあえず棚の方はカラーボックス様のものでしたので、運びはしましたが、新居のベランダにとりあえず出しておき、試しにベッドで一晩寝かせました。
幸い息子はなんの症状も出ませんでした。
その棚とは引越しのおかげで別れられましたし、実際新居の部屋では使いようもなかったのでめでたしなのですが、結局前の家にベッドと棚を入れてから1年くらいは一緒に寝たいと言ってそこでは寝ておらず、その後4年くらいをベッドを使わずに来たので、かなりの大失敗となってしまいました。
ベッドを買うときは安全性を気にしたにも関わらず、本棚だからと長時間近接するのにその材質などに無頓着だったことに後悔をしました。
いまでは安全に眠ってはいるのですが、ロフトであるメリットは我が家の猫が唯一我が家でいける高い場所、という程度です。
寝台車みたいで楽しそうだったし、本棚が脇にあると「泊まれる本屋」みたいだったのだけど、大切なのは何より健康ですね。
ちなみに面倒臭いときは夫の寝床をぶんどります。
昨夜もリビングで酔っ払い親父のごとく寝落ちを演じた後、夫に起こされてどうにかロフトへ帰って行きました。
それにしても、そのときシックハウスについての本を何冊か読みましたが、ウチのような安い棚一つじゃなくて、せっかく建てた家がシックハウスだったりすると本当に大変ですね。住めないので。ひどい苦労をされた話を読みました。
家を建てるときはもちろん、家具を購入されるときはお気をつけください。