今朝久しぶりにあさイチを見たら、女性の働き方についてやっていた。
女性リアル 年末SP 「オンナ×働く」 モヤモヤ大特集|NHKあさイチ
人気ドラマ「逃げ恥」の原作者さんも来て、女性の働き方についてをテーマに進んでいた。
私も家事をしながらだったので、あまりきちんと見てはいないけれども、本当にいまは女性がとても忙しく負担を背負う社会だと思う。
ただ、途中でどなたかが、自分が子どもの立場だった過去を振り返って、
「そんなに母親に謝られなくても、意外と子どもは丈夫にできている。自分は謝られてもそもそもそんなに寂しいと思っていなかった」
みたいなことを話していた。(ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが)
確かにそういうところはある。私も小学生の頃、母が5時くらいまで仕事に行くことがあり(毎日ではない)、そうすると帰ってから一人でテレビが見放題で楽しい〜なんて思っていたこともあった。毎日ではないから楽しいだけだったのか、それはわからない。鍵っ子という言葉があったが、鍵っ子の自分をマイナスだと思った記憶はなかった。
けれども、それって子どもによっても違うと思うし、当の親がそれを言っちゃダメなんじゃないか、と思った。
実際、親の帰宅が遅いことで大変な思いをしているであろう、と推察できる子は子どもの友達周りにも何人かいた。
そのせいで、子どもが勉強が苦手になったり、とても遅くまで起きている子になったり。
あるバリバリと働いているお母さんは、以前から
「うちの子が何をやっているのかなんにも知らない。ご飯を炊いてくれて助かる。」
と、いつもどちらかというと知らないけどちゃんとやれている娘を誇りに思っている風なコメントで気になっていた。
その子は周りの子に意地悪をしたり、かなりきつい物言いをする子だけれども、おそらくその母親はそれを知らない。
それで、子どもの中で少し浮き気味で、下級生とばかり遊んでいることを知らない(のか、興味がないのか。たまに校内の行事で見かけてもはっきりわかるのだけど)。
そして、最近久々に会ったが、やはり
「私子どもに興味ないのよね。」
とはっきり言う。悪気がない感じ。震災の時も帰れるのに飲んでいて帰らなかった。それを他の母親に平気で話す。
かわいくないわけではないらしい。時々未だに甘えてくる子どものことを話す時はまんざらでもない様子。
子どものお母さんの何人かは、その子の意地悪を知っている。けれども、ああはっきり言う相手に話す気にはなれない。
それより、「お子さん偉いわね。うちの子なんてなにもしてくれない。」と言う。
それをきっとその人は鵜呑みにするのだろう。
番組のファクスで、正社員でいたときは周りに謝ってばかりだった、それに疲れて専業主婦になったという人がいた。
女性のキャリアと家事子育てのバランスについては本当に難しいと思う。
働きたくて働いてんじゃないよ! と言う人が多いこともわかる。
必ずしも女性だけがキャリアを諦めるべきとも決して思わない。
だけど、「子どもは意外と大丈夫。」と勝手に判断して、親が子どもの孤食などを当たり前と思うのは違うと思う。
手伝わない夫が悪い、夫に手伝わせる余裕をとらせない社会が悪い、悪い原因は女性だけにあるのでは決してない。
でも、もし満足に子どもの世話をできていない意識があるなら、そこは言い訳せずに、謝る気持ちで過ごすしかないのだと思う。
私も子どものそばにはいたけれども、中学受験での塾通いでは無理をさせたと思っている。深夜まで制服でいるとか、おかしい。それを当然とか、平気でしょ、とは思わなかった。だからこそ、覚悟したのだ。
都合よく考えてはいけないとふと思い出したので。