悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

文理選択を真剣に考える

文理選択、うちでも真剣に考えねばならない時期になりました。
少し前に校長先生のお話を聞く機会があり、「文系か理系か迷っているなら、理系の受験できる科目を取っておきなさい」と言われました。それでも、できればきちんと将来について考えて決めたいものです。先送りにしたとしても一度はきちんと考えなくてはならないことなので。

さて、うちの息子は特に成績が良い方ではないのですが、国語は秀でていて、課外活動などでもそういったものに関わることが多いので、典型的な文系みたいに思われているのですが、今は理系も視野に入れています。

 

自分たちの時代とは明らかに違う社会人生活を送るであろう子どもたち。
そう考えると、得意だからだけで進路を考えるのは無謀だと思っています。

先日Z会の塾で開催するイベントで文理選択を考えるものにいってきました。
文理決定の時期は、やはり高1秋がダントツで多いですが、一割くらいは中学生からという子もいました。

大人からのアドバイス

思えば、息子の興味も歴史や政治→宇宙科学や物理学→国語や言語学→法学から今は社会インフラ系の研究を友達と続けています。

いちいちハマるので以前はオタク系かと思っていましたが、意外と色々なことに好奇心旺盛で、自分でも「マニアックな人には叶わない」とは言っています。

なるほど、長い目で見てみないととわからないものだ。

一方で、要領よくなんでもこなすが、オタク的に追求するとかハマることがない、あまり趣味のない友達が、医学部も視野に入れていると聞くと、なんとなく違うんじゃないかと思ったり。
実はうちも法律系にハマった時は、法学部へ行くと言ってましたが、いや〜四六時中勉強するイメージで、合わなそうだと思いました。
中高生くらいって、そんなに自分を客観視できないのだな、と改めて。実際仕事がどんなものかもわからないでしょうし。
そう考えると、社会に出て働いている親ともっともっと将来について話し合った方がいいと思うのです。

もちろん、一見合わなそうだけれど実際入って見たら変わった、ということもあるかもしれませんが。

 

ただ、自分や夫の進路選択を考えると、やはり大人から良いアドバイスがもらえたらもっと良かったと思うのです。大学時代の過ごし方、はたまた学部選びから考え直すでしょう。夫の出身学部は、資格が取れるものでしたが、興味を持てず資格取得はせず。そして全く違う技術職に就いてから大変勉強するようになりました。
私は高校時代に希望の職に就くために大学受験を選びましたが、結局在学中に方向転換して技術系の職に就きました。

いずれも最初からその技術系に直結した学部を選んでいたら、今以上に職に恵まれていたと思うのです。遠回りです。やり直すのはいつでも良いといっても、キャリアは確実に違ってきます。二人とも文系理系の枠すら超えた違いです。

イメージだけで希望職を考えていたことが原因かなと思います。今は当時と違い、生の情報だって色々調べることができます。

何を重視して文理選択すべきか

Z会でのイベントの資料には、Z会OB・OGアンケートとして、「文理選択で一番重視したこと」という項目があり、文理選択に満足している人としていない人がそれぞれ何を一番重視したかのグラフがあるのですが、両者で結構違うのです。
満足している人の半数は興味のある学部・学問を選美、さらに三割が将来就きたい職業。さらに好きな教科の3つで94%を占めています。
ところが、満足していない人にはその3つでは六割強で、得意不得意で選んでいる人が25%ほどいます。

 

周りに聞いてもまだ「うちは数学苦手だから文系」「国語が苦手だから理系」という答えがほとんどでした。まだそこまで将来の仕事に就いて子どもが考えられていないから仕方ないのかもしれませんが。

選択のポイントとして、将来就きたい職業から考えるために社会で起こっていることやニュースに興味を持つことも挙げられていました。
また、興味ある学問についてより理解を深めるためにその分野の書籍を複数読むことも大事と。

 

さらになるほどと思わされるのには、志望大学のアドミッションポリシーを確認し、なぜ入試科目に選ばれているかを確認する、という点。

少し前に早稲田大学の政治経済学部で21年度から地歴数学からの選択で良かったものが、数学は必須に変更になると発表がありました。

 

biz-journal.jp

「早稲田大学、政経学部の入試で数学必須化の衝撃…他の私大文系学部で追随の動きかhttp://biz-journal.jp/

 

上記記事でも、 数学が苦手と言って文系を選ぶ学生が多いと書いてある。

大学での勉強に数学が必要なのに数学を勉強しないまま入学してしまえば、あとで苦労することになり、こんなはずじゃなかったということになります。
このニュースは他の大学へも影響するかもしれません。

 

大学へ行けばより高度な難易度の高い勉強をします。好きである、興味がわく、将来役に立つと思ってのぞむのと、とりあえず大学入れて良かったけど、この学部で良かったのかな、と思うのとでは大きく成績も違ってくるでしょう。

 

社会・理科の科目選択

塾で配られた資料では、どんな特徴があるかがまとめられていました。
全てご紹介はできませんが、例えば、現代社会では、「学習範囲が非常に多岐にわたり、センター試験で問題の難易度にムラがあることが多い」とか、倫理では「抽象的な内容を自分の理解することが求められるので読解力を高めることが重要といったどんなものが求められているかなども考える材料になるのだと考えるポイントが整理されます。

 

そのほか、文系だったらこれ、理系だったらこれ、という定番がある一方、これを選ぶと受験できる学部が少ないといったことも重要な判断基準になることがわかります。

 

高1の間にやっておくことは

・英数国の中で苦手なものをつぶすこと。
・学校の地歴・公民・理科の授業はしっかり聞いておくこと。

だそう。

高2になったら

・文系は地歴、理系は理科・数Ⅲの学習をスタートさせる。

 

簡単な無料セミナーでしたが、少しだけ見通しがたった気がします。

 

Z会のウェブサイトでも入試情報が載っています。また資料請求で大学案内なども無料で送付してくれたりと、大学受験にも役立つことが多いので、ぜひのぞいてみてください。

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

 

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