塾に行っていない息子が年一回唯一受ける大規模テスト。
周りでは受験を嫌がる子もいるらしく、受けるというだけましかと思っていました。
結果は、私の危惧していたとおり。
中高一貫校でたるみすぎなんじゃないの? というのが如実に現れました。
春くらいから、
「君はこのままでは志望校には遥か遠いから、どうにかしなきゃならんよ」
と話してきたのですが、のれんに腕押しというか。
これでも、超楽観「俺はまだ本気出してないだけ」氏は、私の呪文により微々たる進化ですが、帰ってきて自分の仕事(学校関係の部活を含む様々な業務)があっても勉強時間を捻出することに協力的になってきました。
あれ? 本人の問題なのに、協力的っておかしくない?
そう。私が何時からスタートできるかとか、今日は何をやるとか専属家庭教師のように待ちかねているのです。
本人が自覚を持って自分でやるのが本来の姿…それがとても望めない感じなのは、息子の特性にもよるところです。
本人にやる気がないならそれなりの進路にとも思うのですが、それこそ、親から見て合わなそうなので、とりあえずの環境に押し上げてやることまでは考えています。
そもそもやる気がないわけではなさそう。
同じ学校の保護者の方たちからも、意外と仕事ぶりが有名な我が子は典型的な研究者肌と言われています。つまり、やりたくないことはかなりできないということでもあります。
ほとんどやっていない割には得意科目の出来具合はいいのですが、あきらかに演習が必要な分野についてはできていない。
希望があるとも言えるし、一方変わらない限り成績アップも望めないとも言えます。
なんか去年も同じ話ししていたような…。
去年と少し変わったのは、私です。まあまあ暖かく見守っていた昨年度は、息子の
「仕事があるから(勉強する時間はないから)」という言葉に負けていたのですが、
今年は
「(業務連絡取り合ってる相手に)1時間後にまた現れるからと告げてオフラインにせよ!」
とにかく先に勉強させることにしたことです。そうはいっても、引き受けてしまった以上、責任は生じているので仕事を無視することもできないので、言うほど勉強時間は取れていません。
それでも道は困難でいろいろいろいろ私の想像を超える反応がありますが。
子育て終盤の試練かなぁ。ああ、悠然と見守っていたかったなぁ。
もちろん息子の抱える問題について、勉強面以外のバックアップも目下気になるところです。
最近買った本です。
章はこんな感じ。
- 「先延ばし癖」を何とかしたい! 先延ばし・集中力対策
- 「段取りができない」を何とかしたい! スケジュール・業務管理・時間管理対策
- 「ケアレスミス」を何とかしたい! ケアレスミス対策
- 「物忘れ」を何とかしたい! メモ取り編
- 「片づけられない」を何とかしたい! 仕事・情報・ものの整理
- 「職場・仕事の人付き合い」を何とかしたい! 報連相・コミュニケーション
おお〜、6以外は全部使えそう!!! というか、5までで息子の問題の9割なんじゃないか。
ざっと見た感じ、細かい事例にたいしての原因と具体的な対策が書いてあり、とても有用です。
子どもの発達障害の本は何冊も読んだけれど、息子に治療が必要なわけじゃないし、これから役に立つのは大人向けかと思っていたのですが、とてもいいです。
今回のテストでも昨年同様、数学の大問まるまる一つ分落としました。
段取りですね。あとケアレスミスで英語を何問か落としています。数学も。
中学受験時はほとんどこの二つのことが原因で模試が惨憺たるものでした。
入試当日(だけ)舞い降りた集中力の神のおかげで合格できた感じ。
「時間配分とケアレスミスだよ! それがクリアできれば絶対合格できる」
と送り出すしかなかったです。←大学受験ではやりたくないな。勝手に行ってほしい。
今後反省をもとに生かせるかどうか。とりあえず今年度中はとにかくどの程度できるかやってみないかと話しました。