子どもの良さを取り上げず、悪いところを責め続けて親子関係が壊れてしまっている知人宅。
多少他の子より困難を抱えていたかもしれないけれど、ごく普通の子です。
親は、自由にのびのびしている人気者のその子に、
- 勉強ができないこと、
- 親が仕事でいない間にきちんと宿題をしないこと、
- 隠れてゲームをすること
- 約束を守らないこと
- 嘘をつくこと
- 提出物を期日までに出さないこと
などで、毎日のように延々と怒り、取り上げたゲームをその場で壊し、出て行けといい、死ねといい、友達との約束をキャンセルさせ。
結果家出を繰り返すようになり、親はそれでも心配で勉強について尋ねても一切耳をかさなくなり。子どもの親に対する信頼がないところで通り一遍の押し付けをしたところで、いうことを聞かないのはわかります。
3日行方不明でもいつものことだと探さず、帰ってきたら心配かけたことを叱る。
そうなった原因は親にあると思うのですが、
親は注意している、何度も言っている、それでもやらない子どもが悪い、それでなにかあっても仕方ない 本当に仕方ないの?
と、目先のことしか考えない。
携帯も財布もあえて持たずに出て行くことにどんな意味があるのか、
心配してほしいのだ、叱る前に心配したと伝えてはと話しても、
それでなにか変わるかもしれないけれども、親は自分がされたことに腹を立てて、
そんなことは言いたくない。
結局親の問題を解決しないと、親子関係は治らないのだ、と痛感しました。
親に子どもに寄り添う気持ちがない。
どちらかというと、これだけやってやっているんだから、わかってほしい、という気持ちが先行する。
わからなくはない。
だから、私も以前できていない自分をブログで晒したように、ちょっと言い過ぎてしまうことがある。
でも、根本的に
- 子どもは自分が思うより子ども。理屈を言ったって動けない
- その前に大人だって理解した通りに実現できる人は数少ない
- 大人は子どもを理解できなくてもしようと努力すべき
- 口で言えば簡単に変わるわけではない
- 子どもに限らずなにか価値観を変えるためには長い時間が必要
- 行動より原因を考えるほうが大切
そんな風に感じます。
友人知人という立場は、結局どこまでもどっぷり関われるわけではない。
- 勉強は少しずつ根気よく親が見てやるしかない
- 子どもは親がいない間に宿題などできない子が多い
- 厳しく禁じられたことは隠れてやるもの
- 家庭内で決めた約束を守れない子も多いこと
- 厳しく叱られるなら叱られないよう嘘をつくのは自然なこと
- 提出物を出さないことが、人格否定をすることと天秤にかけるほどの大事なことか
そう思っても、その言葉や考えはご両親には響きません。
なぜ、父親に壊されたからといってその子が自分のお小遣いで買ったゲーム機をその父親が、壊し続けるのかは私にはわからないので、そこまで踏み込めない。
私ならやり方を変える。
無力感が広がりました。