悩める子育て

幼児から中学受験→難関校からの大学受験、その先を考える

中学受験志望校選択〜志望校逡巡と結果発表(2)

引き続き志望校について。

詳細は前の記事をご参照ください。

 

vt-maguna.hatenablog.com

 

今回は悲惨な模試の結果(合格可能性)の推移です。

わかりやすく、学校ごとにしてみます。

学校 9/15 9/23 10/26 11/3 11/16 11/24 12/7
A

20
あと26点

20
あと78点

20
合格点まで
あと66点

20
あと103点

20
あと46点

B

80

24点超え

20
あと58点

40
合格点まで
あと8点

20
あと48点

20
あと77点

40
あと25点

C

80
28点超え

40
あと28点

50
あと21点

20
あと45点

80
1点超え

D

80
27点超え

80
36点超え

80
12点超え

80
22点超え

E

80
1点超え

80
7点超え

60
あと14点

80
30点超え

F

80

80

80

80

G

50未満

50未満

50未満

50〜80

H

50
あと22点

70
あと2点

50
あと20点

80
22点超え

I

50未満

50未満

50未満

50〜80

「合格点まで◯点超え」というのは、ほかの「あと◯点」が合格可能性80%まであと何点というものなので、それよりはゆるいようです。
80%というのはほとんど確実に受かるでしょうというわけですから、80を基準にするのは厳しいとは思います。
また、サピックスのくくりでは50~80は合格圏に入っています。
11/3の(B)で40%が出ていますが、想定合格点にはあと8点だけなので、たしかに50%あたりで合格点には到達しそうですね。
8点だと一教科あたりあと2点ずつ。12/7の(B)も合格可能性80%まであと25点というので、意外とあと少しの努力、な気がします。
それにしても低い!

 

10/26と11/24(比較合判)の二回が実は体調がかなり悪いときでした。
(F)や(G)、(I)について全然データがない(志望校として出していないので参考資料の結果のみ)反面、Hは毎回書いているのがわかると思います。
最悪だった11/24にも合格圏に入れたので、ここを切るかどうかは結構迷いました。
実は(C)と(H)だったら(H)の方が行きたかったので。

 

息子は普段から非常に時間の管理が苦手なため、テストの時間配分になかなか慣れなかったこと。ケアレスミスが大変多いこと。計算も遅くさらにミスが多いこと。

以上から、通常から実力より2クラスくらい下のクラスにいたような印象です。
要するにテスト下手。見直すとわからない問題はほとんどない、といったことが多かったです。それが塾の先生のおっしゃるポテンシャルだったと思います。
模試の結果をみると惨敗な印象の(A)ですが、実は点数配分や問題傾向は息子にとって(B)より合っていました。過去問でもそんな印象がありました。

 

それでも模試から受験まで結局は惨敗だったわけで、なにを見ていいのかわからない。ただ、今回で言えることは、志望校選択は必ずしも問題傾向が合っているものだけではないのかもしれないということです。

 

もちろん時間配分もケアレスミスも実力ですから、それを治せない限り入試でもいい結果は出せません。
それを治せるか治せないか、残念ながら模試の続いた二学期は治せないまま、体調不良も影響して散々でした。

 

(B)の9月の80%は先生によると他の志望校別に比べて難問が出たようでした。それで不正解の子が多いなか正解を出せたことで、いい結果となったようです。特に算数。

 

また、息子は時々盤石であるはずの社会を半分くらい白紙にすることもありました。

どうしたのかというと、前のテスト(概ね算数)などで悪かったのを引きずって、集中できなかったとか。

当然白紙の部分はほとんど正解できるもので、模試には本当に手を焼きました。

f:id:vt-maguna:20160826152551j:plain

 

ただし、ここでずっと一番得意であった国語が特に志望校別で記述が弱いのに気づきます。そのことについてはまた後日。
最初の頃はとにかく間に合わなくて白紙が多くて判定不能。でも、これは多くのお子さんにあることだと思います。
だんだん慣れてきますので、特に過去問などで落ち込まないようにしてください。あくまで1月2月に仕上げられればよいので。
息子は苦手な算数、B(今通っている)の過去問で初回9点でした。笑いましたよ!
ここで笑えたのはここでなければという悲壮感はなかったからだと思います。

学校のおおまかな分類

前回の記事では、結果ほとんど合格可能性80%を出していたので、なんとなく納得できる結果だと思いますが、実際は上記のような悲惨な状態。

チャレンジ校…A,B,G

合格圏校…C(油断ならず),(H),(I)

安全校…D,(E,F)

 

といった割り振りのつもりでした。
括弧は受けていないものですから、どうしても(D)は必要でした。
(D)は偏差値的にも可能性的にもゆとりがあり、学校も悪くなさそうですが、少し遠いので優先順位が低くなっていますが、ここしか受からなければ通っていたと思います。

 

(I)は全落ちになりそうなら願書を出すというつもりでしたが、最後の砦としてこの日の偏差値はとても高くなっているところですが、通常の日程は余裕で合格圏ですので、それほど行きたくないというか、環境的にも考えたくない学校でした。

 

受験時は(B)と(C)はうまく解ければ受かるかもしれない、という気分でした。

結果から振り返って

1/20 ここは絶対でしょ、と思っていた(D)終了後の息子の第一声。
「全教科かなり解ききれなかった」

があああああん!!

え、なに言ってんの? 全落ちという言葉がふら〜と頭をよぎりました。

模試であれだけ知らない会場で受験を繰り返していたけれども、大規模な受験に圧倒されたか。
それでも「解けた問題はすべて合っている自信がある」と。


一日おいて準本命(C)なので、翌日は急遽学校を休み、一日過去問を特に時間配分に気をつけて二回分やりました。一回は微妙。もう一回はなんとか。

学校の欠席云々についても色々ご意見はあると思いますが。

 

結果(D)は合格をいただけたのですが、本当にここを受けていて(C)が二番目で良かったと思っています。

 

模試も苦戦はしていましたが、模試と実際の入試も違うのだなと思いました。
確かに大会場で塾の先生だけで合計100人はゆうに超えるほどの激励の列を進むのって、ちょっと模試では味わえないですよね。

 

また、この学校は少し遠いもののそれなりの魅力を感じていたので、ここだったら地元の公立に通う、という考えもなく、ここがひとつ受かっていたことで、「とりあえず中学受験してよかった」と思えていたことも、結果的に後半の受験をリラックスして受けられることになったと思います。

 

そして、結果的に(C)が受かっていたことで、2/2におさえを入れなくてすみ、

結果あとはチャレンジのみ、となったわけです。

 

最初の(D)以外は、いつになく集中力を発揮でき、時間配分も問題なくできたようです。

選択校のレベルについて

息子は、模試の結果からするとかなりチャレンジの印象もあったかもしれません。
ただ、過去問や模試の見直しによって、ほとんどが解けない問題ではなかったこと、当日の集中によって合格する力はある、と判断したためのチャレンジ圏選択でした。

 

そして、チャレンジ圏が多かったので、それをフォローすべく、レベルを下げた(D)で一度安心しておいて、さらに万一のために(E)と(F)との三校を用意した感じになりました。

 

(A)については、前回書いた通り。貴重な2/3を使うのはどうかなーとかなり迷いましたが。

私自身が自分の受験の時にほぼ確実圏しか受けずにちょっと物足りなかったので、
どこかに行ければいい、という意味でレベルもちらしてみました。

 

(G)についてですが、前回書いた通り、穴埋め的ではありました。
志望校でない2/2校を受けるか否かは迷うところですね。
各自良いように考えて選ぶしかないでしょう。

受験慣れとか、ショックや不安に向かっている暇がないようにとか。
でも、息子には結果的に不合格だったのもあって、疲れただけになった気がします。

ただ、レベル的に問題ない、男子校であるということで、受かれば通ってもいいかな、という学校です。
しかし、対策を一切していなかった(残念ながら過去問対策は色々追いつかなかったので、やらなかったというよりは手が回らなかった)のです。
また(G)と同等とみなされる別の学校の方が塾の先生もテスト傾向が息子に向いているとおすすめでしたが、ちょっと遠いのと学校の雰囲気が息子に合わなそうだったので、きっと通わないと思ってあまり向いていないかもしれない(G)としました。

各自の出来具合による

一応データとして偏差値差や合格可能性を出しました。
しかし、この頃このくらいで、合格できるというものではありません。

うちは、当日のコンディションなどがとても大事だなと思っていましたが、それなりに実力を出し切っての40%以下などでしたら、あとは入試までの数ヶ月にどれだけ仕上げられるかにかかってくると思います。

実は12月で終わってしまうサピックスの模試のあと、息子は別の塾での苦手補強やそっくり模試なども受けています。基準が違うのでここには書きませんが。
そちらでは(B)には合格可能性があり、(A)もサピックスの模試ほどひどくなかった記憶があります(資料がありません)。

おそらく最後のひと月でもかなり伸びると思いますので、その辺ののびしろがありそうかなさそうか、この辺も大事になってくると思います。

すべり止め校や受験する学校の数について

うちでは結局受験した5校以外には願書を提出していませんので、もちろん(C)が落ちたら慌ただしく出しには行かなきゃいけないとは思っていましたが、無駄はありませんでした。

ただし、上に記したように、受験ってなにがあるかわかりません。
息子は模試で二回体調面での不調で失敗しています。
こちらは持病もあるのでなんとも言えませんが、実際入試でインフルエンザで別室受験をする方もいらっしゃいます。

 

合格可能性があるから確実にとれるというものでもないと思います。

 

私自身は大学受験時に大教室の後ろの方で、国語の問題に大幅な訂正があり、それが黒板に書かれていたのですが、よく見えず、手を上げて試験官が順番に回ってくるまでの間をかなりの時間待たされました。
それで、合格圏の学校をひとつ落としたことがあります。
高校受験では腹痛に悩まされたことも。

 

そういう意味では、余裕を持った志望校選びをするのも成功につながるのかもしれないと思います。

 

9月からの模試ではたくさんの学校を志望校として登録できます。
ぜひ、色々なレベルでシミュレーションしてみてください。

お役に立てれば幸いです。

 

↓学校選びにはこのような併願校をリストアップした雑誌が役に立ちます。
この号は存じ上げませんが、過去の進学レーダーの併願特集では、それぞれどこの第一志望の子がほかにどこを受験しているか、など参考になりました。
意外と同レベルのお友達はライバルだったりして、相談はできないかもしれませんよね。

 


進学レーダー2015年10月号 2016年中学受験メキメキ実力上昇の併願: 合格サクセスブック1

 

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