少し前に本の読み聞かせをおすすめしましたので、我が家のおすすめの本をご紹介します。
実家に私の子どものころの絵本がありましたので、古いものが多いです。
今でも手に入るので、興味があればぜひ!
1.うずらちゃんのかくれんぼ
愛子さまがお気に入りと言って話題になり、頂いた本です。
絵がとてもかわいいのと、単純なストーリー。息子は不穏な影が見えてびっくりした顔にすごくはまっていました。以前のおすすめの「おばけパーティ」や「こぐまちゃんの運転手」 もそうですが、びっくり顔がたまらないみたいです。
サプライズ好きなのかしら?
2.ぞうくんの散歩
懐かしい。私が子どものころ読んで実家にありました。
これまた池にドボーンとはまるびっくりシーンがたまらない!!
3.でんしゃがはしる
これまた私の子ども時代の本。息子は当時の本を読んでいましたが、東京育ちの私にはとても懐かしい黄緑の山手線が淡々と駅を進むのですが、鉄道好きにはたまらないです。ターミナル駅には他の電車がホームに並んでいたり、立体交差で私鉄を見られたり。何回も何回も読んだ本でした。
息子が古い在来線好きなのはこの辺りが原因かしら?
4.くるまはいくつ
時代ものが続いてすみません! 乗り物の車輪がいくつかな? といった観点でいろいろな乗り物が登場します。特にのりもの好きの男の子はワクワクです。
5.11ぴきのねこ
これは実は息子が自分で読んでいましたので私はあまり話を覚えていません。シリーズでいろいろありますが、好んで読んでいました。
6. いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう
これもいただきものですが、機関車トーマスみたいに機関車がやらかしてしまうお話。文章は多めで読み聞かせには長いです。
息子は自分で読んでいました。
7.アンパンマン紙芝居
こちらは、図書館で毎回のように借りていたアンパンマンの紙芝居シリーズ。
アニメと違う絵柄が新鮮。紙芝居は子どもが喜びますね!それにしても、ポケモンやあらゆる戦隊もの、機関車トーマス、カードゲームなどにまったく興味なかった息子ですが、アンパンマンとマリオ、ドラえもん、キテレツなどは気に入っていました。さすが国民的キャラだなぁと感心したものです。
8.子どもに聞かせる日本の民話
一番のおすすめかもしれません。いまだにうちの保存版となっています。 八十余話の各地を回って聞いた民話をその土地の言葉で記録されています。全部とは言えませんが、随分多くの話を読み聞かせた記憶があります。タイトルにあるとおり、読み聞かせるために目次にはそれぞれの話の大まかな所要時間が書いてあって、今日は眠いからちょっとだけ、というときなど参考にしていました。
桃太郎の話はみなさんお話としてそらで聞かせることができるかもしれませんよね?
私は祖父に寝るときに桃太郎ばかり毎回聞かされました。桃をパカーンとわるところを歌にして話してくれるのですが、これが十人超いる私の従兄弟みんな聞かされているんです。
またあれかーって感じで面白かった。これぞ口承の民話だなぁ。
でも、実はもうひとつの桃太郎のお話があったことをご存知ですか? この本では寝太郎型と書かれていますが、桃太郎がさぼってばかりの大男という印象です。
さる、いぬ、きじにあげるきびだんごも最初は半分ずつしかあげません。
こんな感じのユニークな話がたくさんです。
有名どころをきちんと読み聞かせたいときにも、こんなの初めて知ったというような民話に親しみたいときにも使えます。
おもしろどころでは、絵本などでもありますが、「へっこきよめさん」。
嫁さんがはずかしがって「へ」ができないで具合悪くなるのですが、心配した婆に
「おらにむかってこいてみろ」と言われ、(なぜ人にむかってこくのか)
「ほうしゃ、おら、こくぜぇ」(スギちゃん?)
「こいたら婆は庭先から大根畑まですっとんで行き、ちょうどうわっていた大根をつかんで止まり、今度は嫁さんの「ひきへ」
「ほうしゃ、いま、ひくぜぇ」(やっぱりスギちゃん?)
で婆は大根を引っこ抜いて庭先に吸い戻されるというダイナミックなギャグ話。
ゲラゲラ笑ってしまって、寝る前の雰囲気じゃなくなっちゃうんですけど。
もうひとつ。「千両箱をのんだおんどり」。
金ばかりかかり、卵も産まないからとじいさんに捨てられたおんどりが、財布を拾って家に帰ろうとするのですが、ある男に横取りされます。
そのあとのおんどりがその男を追いかけるのですが、めちゃめちゃ強いんです。
井戸に投げ込まれたら、井戸の水を飲み干して巨大化して登場。
蔵に閉じ込められたら千両箱を何個も飲み込んで戸を蹴破って追いかける。男は恐れをなしてさいふを返し、おんどりは家へ帰って千両箱をはきだして一件落着なのですが。
とにかく小学生の読むギャグ漫画じゃないかと思えるむちゃくちゃさにびっくりしました。
最近の子はどの程度民話に親しむ機会があるでしょう?
古いお話でもきっとお子さんが興味津々で聞いてくれる良いお話がたくさんです。